人気海外ドラマ『ウエストワールド』公式ゲームの配信が停止し、サーバーも4月26日で停止することが発表された。
『ウェストワールド』を開発・販売していたワーナーブラザーズと Behaviour Interactive は、ベセスダの『Fallout Shelter』から悪質な盗用を行ったとして訴えを起こされたが、2019年にベセスダより和解が発表されていた。
おそらく、和解の条件としてサービス停止があったものと思われる。
『Westworld』は、西部劇テーマパークを運営し、接客するアンドロイドを育成してゲストの満足度を高める経営SLGだった。
『Fallout Shelter』をモデルにしたと思われるシステムではあったが、内容としてはアンドロイドの育成や組み合わせのマネジメント要素が入っており、より育成を楽しめる変化を加えた「似ているが異なる後発ゲーム」として作られていた。
それに対して、ベセスダ側はプログラムの盗用(Behaviour Interactive は、『Fallout Shelter』を開発していた)、動きやビジュアルの類似性を根拠に訴えていた。
▲開発元が同じだから似ているのかと思ったが、話が通っていなかった
訴訟は和解に終わり、どちらが悪い、良いとは語られていないが、結果から言えばベセスダの主張に分があり、『Westworld』側が折れたと推測される。
私は『Westworld』を遊んでいたが、『Fallout Shelter』と異なる面白さを提供していて気に入っていただけに、こういった形で終わってしまうのは残念で仕方ない。
プレイヤーとして、当然終了のリスクは避けてほしいので、パブリッシャー、開発会社には「似た作品に見えない」よう、注意を払ってもらいたいと思う。
アプリリンク:
Fallout Shelter (itunes 無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)