世界から太陽は消えた。お前は、すべての犠牲を払ってでも再び光を取り戻さねばならない。
同人・インディーゲーム展示会、デジゲー博2018で展示されたRPG『太陽がまた輝くために』は、最高に心を揺さぶるダークファンタジーだ。
ランダム生成の塔のフロアを攻略しつつ、予告動画はこちら。白と黒だけの世界が強烈に世界観を提示してくる。
紹介動画とチラシを何とか準備できた…#デジゲー博 pic.twitter.com/DYzrTYbAxg
— yosuke@デジゲー博 B-08a (@10xCrystals) 2018年10月28日
で、ゲーム面を見てみるとこれがまた重くて興味深い。
『太陽がまた輝くために』では、ランダムなイベントが発生するダンジョンを攻略し、灯台の最上階に灯をともすRPGなのだが、キャラクターの扱いが特殊だ。
キャラクターは戦って傷つくたびに回復が遅くなり、回復にお金がかかるようになる。
そのまま戦い続けると膨大な金が必要となり、灯台攻略を目指すチームの財政を圧迫してしまう。そこでプレイヤーがとれる選択肢は、赤字でもキャラクターを使い続けるか、金を出して葬式(に相当するもの)を出してキャラクターを引退させるか、チームから追放するか。
たとえ一時的に赤字で使い続けたとしても、いずれは仲間として一緒に戦っていた人を切り捨て、冒険の中で出会った他のキャラクターと血を入れ替えていかなければならない。
つまり、『俺の屍を越えてゆけ』のようなパーティーの世代交代を含むRPGとなっている。