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プレイヤーが世界を作るサンドボックスMMORPG『Ember Sword』発表。ブロックチェーン技術を用いた初の面白そうなゲーム

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デンマークの開発会社 So Couch Studios から、画期的なシステムを持つ“サンドボックス”MMORPG『Ember Sword』が発表された。
何が画期的なのかというと、ブロックチェーン技術を用いた経済システムが……おっと、本当に画期的だから、どうか最後まで記事を読んでほしい。
いままで、ブロックチェーンとゲームのかかわり方は不幸だった。ブロックチェーンを使った、現金にも変えられる通貨を採用するからゲームを遊ぶと金が儲かるとか、ゲーム内アイテムを買うと投機になるとか、そんな胡散臭いゲームがあふれていた。しかし、本作は違う。

さて、ブロックチェーン技術の良いところはなんだろうか。仮想通貨を作り出せること?
違う。データのユニーク性を保証し、その所有権の動きを追えるところにある。その特性があるから、通貨のようにも使用できる安心感があるわけだ。
で、その特性を『Ember Sword』は仮想通貨だけではなく、ゲーム内のアイテム所有権の保障に使い、システムに組み込んだようだ。

このゲームでは、プレイヤーが品物を作り出して流通させることができ、その所有権はブロックチェーンシステムで保障・管理される。
アーティストの素養がある(なくてもいいけど)プレイヤーは、ゲーム内で使用するテクスチャー、スキン、エモートなどを作り出し、ゲーム世界に転送できる。
そして、そのアイテムはゲームに組み込まれ、PvPやPvEの報酬アイテムとして登場する。で、他のプレイヤーがそれを入手し、これが市場で売買されると所有権を持つクリエイターは手数料を得られる。
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もう1つ、このゲームの土地の所有権もブロックチェーンで管理される。
プレイヤーは土地を持ち、モンスターを配置し、建物を作り、自由に世界を作れるという。
そして、土地のオーナーは遊んだプレイヤーが使用した課金などから一部を手数料として得られる。つまり、面白い土地を作るほどプレイヤーはもうかる仕組みだ。
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で、これらの所有者は常にわかるようになっていて、権利移動も追える。これにより取引詐欺などが避けられるという。
もちろん、このゲームは通常のMMORPGとしての機能も持ち合わせている。
独自のバトルシステム、クラスのない成長システム、エネミーとのバトルと、プレイヤー同士のバトル。これらの要素を持ち合わせているという。
ゲーム内の課金については、ゲーム内通貨の Pixel Token を売るが、プレイを便利にする月額課金をメインにするようだ。

現在、ブロックチェーン技術を用いたゲームは投機目的が先行し、ゲーム部分が軽視されるものが多い(ゲームシステムもわからない状況からゲーム内アイテムが発売されるとか、単に既存ゲームに仮想通貨をくっつけるとかプレイヤーを馬鹿にしたものが多い)。
そのため、これまで紹介を控えてきたが、こういった「ブロックチェーンである意味がある」ゲームなら面白そうだと初めて思えた。
『Ember Sword』は2019年~2020年にPC、スマホ向けにクロスプラットフォームでリリースされる予定となっている。
βなどの情報が出れば、また情報をお届けするのでお楽しみに。

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