iOS11になってから、売上げランキングが廃止され、Appleがおすすめする“今日のAPP”や、“今日のゲーム”などが大々的に始まり、ゲームと通常アプリのタブが切り替わったApp Store。
そのApp StoreのおすすめによるUSでのアプリダウンロード数の平均伸び率などが、調査会社のSensorTowerによって公開されている。
果たして、App Storeの変更にはどれだけ効果があったのだろうか?
データを見る限り、Appleのおすすめの効果は高いようだ。
“今日のゲーム”などは+802%……つまり、通常の9倍ものダウンロード数になるという。
場所 | 伸び幅 |
---|---|
ストーリーズ | +222% |
今日のAPP | +685% |
今日のゲーム | +802% |
テーマの紹介 | +164% |
今日のリスト | +240% |
ゲームタブの表示も、Appleが勧めるゲームのダウンロード増加に一役買っている。
その伸び率は以下の通り。
場所 | 伸び幅 |
---|---|
トップバナー | +236% |
動画・スクリーンショット | +285% |
中段のリスト | +451% |
小さなリスト | +355% |
App Storeの変更には、ランキングではなくてAppleがおすすめするアプリ・ゲームを見せて行きたいという思惑があったと言われるが、この数字を見る限り成功していると言えそうだ。
この状況はAppleがiOSでの生死を握るほど強いとも考えられるが、現状は小規模の会社にチャンスを与える機会としても機能している。
例えば、“今日のゲーム”は大手の会社(スクエニやEAなど)が獲得することが最も多いが、29%が10,000ダウンロード未満の小規模アプリの紹介に当てられており、隠れたアプリを紹介する役にも立っているという。
詳細なデータは下記に記されているので、気になる方はどうぞ。
おすすめタブのデータ:SensorTower
ゲームタブのデータ:SensorTower