Twitterのタイムラインで遊べる集団タコ殴りアクション『ドラゴンレイド』。html5の可能性を見せつけた1作 #TokyoSandBox
これまで、ゲームキャストではhtml5ゲームについて懐疑的だった。
しかし、インディーゲーム展示会“TOKYO SANDBOX”に展示されていたスマホ向けゲームで、最もワクワクしたゲームは、html5のブラウザゲーム『ドラゴンレイド』という事実ははっきり伝えなければならないだろう。
本作はPaPiPu Games(元コナミの開発者によるインディーメーカー)によって開発されているhtml5アクションゲームだ。
試遊できた『ドラゴンレイド』は、1人のキャラクターを操作して巨大なボスに挑むドット絵アクションゲームだった。
バーチャルスティックでキャラクターを動かし、ショットで敵を倒す系の操作だが……。
とにかくボスが強くてすぐ死ぬ。
しかし、ボスバトルの制限時間内であれば悲観することはない。
本作は1人で大勢のキャラクターを操作してレイドボスに立ち向かう“1人レイドバトル”とでも言うべきシステムが搭載されているのだ。
プレイヤーが同時に操作できるのは1体のキャラクターだけだが、制限時間内なら何度でも再出撃できる。
▲写真がぶれていて申し訳ない。
そして、再出撃したときには過去にプレイヤーが操作したキャラクターも一緒に(プレイヤーが操作したままに)戦ってくれるのだ!
▲画面に3体のキャラクターが。うち2体は過去に自分でプレイした分身
何度も死んで戦ううち、画面には軍隊のように大勢のキャラクターが湧き出すことになる。
これ自体も面白いのだが、本作はhtml5であることを活かしてSNSで友達と遊ぶこともできる点が新しい。
これによってどんなことができるのか、Twitterを例に考えてみよう。
強力なボスが登場したときにTwitterに「助けて!」とTweetを流すと、Tweetにhtml5ゲームが埋め込まれる。
そして友達がタイムラインを見てそれを拡大すると、即座に『ドラゴンレイド』が始まり、巨大ボスを倒すマルチプレイに参加できる。昼休み時に流すと、すぐに10人、20人が同時にボスと戦い始めるのだ。
しかも、セーブデータはサーバーに持っていて、すでにキャラクターがいればTwitterなどのSNSそのまま参戦できるように考えているとのこと。
体験版的になんとなく参加することもできるし、ガチでやり込んで参加も可能。
これはオーソドックスな一例だが、使い方によってはかなり面白い遊び方もできそうだ。
html5ゲームの特性は「SNSやメッセージ内で直接遊べること」と言われており、そういった機能を使って遊ぶゲームの最先鋒になる可能性を『ドラゴンレイド』から感じた。
まだ公式サイトもなにもない状態だが、順調に開発が進めば、本作の名前をいずれ大きな場で聞くことになるだろう。
非常に注目のゲームだ。