体が傾くほどのめり込む。『Into the Dead 2』の映像力とアーケードな面白さがハマるので遊んで欲しい
銃を片手にゾンビだらけになった世界を走り抜ける『Into the Dead 2』の臨場感と完成度がヤバい。
何がすごいって、没入感が高すぎてゾンビを避けているときに体も左右に動いてしまうほどの演出を誇っている。
それでいてゲームとしても楽しいし、ストーリーもいい感じに先が気になる流れになっていて、「よくぞここまで」という作り。
皆さん、ぜひやってみて欲しい。
Into the Dead 2 (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
ゲーム内容としては、左右の移動操作でゾンビを避けつつも画面右をタッチして銃を撃つランゲームとなっている。
とにかくグラフィックが渋い。リアルなだけでなく、先が見えないシルエットの演出が恐怖を誘う。
▲カフェで遊んでいたら、知らぬうちに体が動いていて、私は見事不審者になっていた。
また、銃弾が圧倒的に足りないので、とにかく避けてピンチのときだけ銃を利用して走るゲームとなっているのだが……その映像と銃弾が足りない恐怖感が緊張を演出し、ゾンビを避けるときに体も動いてしまうほどの没縫う感がある。
いや、だってゾンビに捕まると一発ゲームオーバーになるだけでなく、かなりグロいし。
車酔いまで再現したという『リッジレーサー』でも体が動かなかった私でも、全身で避けてしまう。
ゲームとしてもかなり面白くて、単に避けるだけでなく、銃弾を大事に使っていく計算も重要。
銃弾が余っていたとしても、リロード時間を計算して効率よく撃たなければゾンビに捕まってしまうテクニカルな作りとなっている。アーケードゲームのガンシューティング的な緊張感があり、ゲーセン世代ならきっと気に入るゲーム性も持ち合わせている。
ステージの途中には緑に光る補給ポイントがあり、ここで弾薬が補給できる。
多くの場合は補給ポイント付近にゾンビがいるので、弾切れだと取りに行けないこともあってじり貧になることも。とにかく、難易度高め。だからこそ、ゾンビの怖さも光る。
上手く走り抜いて規定距離を達成するとゴールとなり、周囲からゾンビが消え去って一息つける。
で、ゴール後は主人公のジェイムズと故郷に残された家族との会話が始まる。
主人公の周囲だけでなく、故郷でもゾンビは氾濫しているらしい。キャラクター人形による演技はなく、トランシーバーだけ……つまり声のみの演技だが、英語ボイスでも感情が伝わるし、内容も家族の状況に想像してしまう良いテキスト。
マルチエンディングらしいので、クリアが楽しみである。
今回の新要素、相棒(ペット)。
ちょっとだけ貴重な餌を消費する代わりに、ゾンビに食らいついて倒してくれる(この世界の犬はゾンビにならないようだ)。
▲自宅の犬の名前そのままにチャッピーと名付けたら、チャッピーがゾンビを食べる姿を見て微妙な気持ちに。
ゲーム自体は基本無料だが、それなりに無課金でも進めるし、ちょっと強い銃を買えば一気に進めることもできる。
装甲車に乗って撃ちまくったり、チェーンソーで草木のようにゾンビを刈りまくったりと、エンタメな演出もありあり。
演出良し、ストーリー良し、ゲーム性良しでかなり面白い……というか、近年の海外基本無料ゲームでも屈指の内容になっている。
先に書いたとおり、本当に体が動いてしまうほどの没入感を体験してみて欲しい。
アプリリンク:
Into the Dead 2 (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)