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厳選グンマー系ゲーム7選。群馬県はすでにジャンルなのだよ!

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2011年ごろから、未開の地「グンマー」としてネットでネタにされ続けてきた群馬県。
しかし、今になってApp Storeで調べてみると驚くべきことに、グンマーネタのおかげで他県を寄せ付けない量のゲームアプリが出ており(次点はさいたま)、もはや群馬県はジャンルと言ってもいいほどのゲームを有している。
本日はその中でも指折りの6本を紹介するので、ぜひ遊んでほしい。新しいスマホを買ったら、最初に入れるアプリは群馬だ。
実際の「群馬県」は、政府の渡航許可がなくとも訪れることのできる平和で安全な場所です。
どうか気軽に観光・行楽に足を向けていただければ幸いです。
(最強!グンマ海軍より)

元祖グンマーゲーム
ぐんまのやぼう (itunes 無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
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グンマアプリブームの元祖といえる作品(なお、画像とアプリリンクはせっかくなので2017年版)。
時間とともに湧き出る特産品を“収穫”し、通貨G(グンマー)に変換してほかの県を買収。最終的に日本全土を買収・征服して群馬に組み込んでしまうという放置・収穫系ゲーム。
このアプリを遊んでいるだけで、いつの間にか『上毛かるた』や『下仁田ねぎ』などの名産品の名前を憶えてしまうグンマーゲーム。

このアプリは、グンマーの中でもとりわけ偉大だった。
まずグンマーネタアプリの先駆けであり、ゲーム内通貨G(グンマー)は後に『最強!グンマ海軍』でも採用されている。
次に、今でこそ放置&収穫のゲームは珍しくないが、この時期はまだ『なめこ栽培』があったものの、収穫ゲームが本格的に流行していたわけではなかった。これから流行るジャンルをうまく取り入れ、かつ待ち時間を短めに設定したために一定の新鮮さをもって受け入れられた。
グンマーな世界観で人々を呼び込み、ゲーム内容でハマらせる。グンマーアプリのセオリーを作ったゲームといってもいいだろう。

また、他県を買収するたびにTwitterで「〇〇は群馬になりました。つまり、〇〇は群馬です」とツイートすることができ、このツイートの目新しさも話題を呼んだ。
そう、Twitter連携はただツイートするだけではなく、興味を引くツイートをしないとネタにならないのだ。
(この機能がグラブルの「RPGは今これ」につながっていると勝手に思っている)

本作は爆発的に話題になり、作者のRuckyさんはこのアプリを出した功績をもって「群馬県観光特使」に任じられた。
また、後に『パズル&ドラゴンズ』のコラボも行われた。


ぐんまじん襲来!ラノベの宣伝用に作られたシューティング
群馬県から来た少女 (itunes 無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay 無料)
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「群馬神(ぐんまじん)襲来!」
世界最後の魔境、群馬からやってきた巫女のコヨトルが、怒れる群馬の神と戦うグンマーシューティング。
MSXを意識したレトロな演出ながら、ゲーム自体はきっちりシューティングとして楽しめる本格派。
ライトノベル『世界最後の魔境"群馬県から来た少女』の宣伝として作られたが、好評だったためかSteamで『群馬県から来た少女・改』リリース予定。
THE GIRL FROM GUNMA Kai  群馬県から来た少女・改

『ぐんまのやぼう』の影響もあってか、このアプリが出たころから、グンマーが群馬県の黙認(公認?)ネタになり始めた。
紹介記事:群馬県から来た少女 レビュー - 群馬の最新技術を結集した横スクロールシューティング


グンマ県、隣接県に事実上の宣戦布告
最強!グンマ海軍 (itunes 無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
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グンマとトチギの紛争が他県に飛び火し、ある日「グンマ県民に二度と海水はさせない」と制裁が下されれる。
それに対してグンマ県は猛烈に抗議。「不思議な力で死ぬことになる」と事実上の宣戦布告を行い、封鎖を切り崩すべくグンマ海軍が川伝いに展開する……。

ゲームとしては、ほぼオートで戦うグンマ海軍の指揮をとるタワーディフェンス系ゲーム。
いや、砲台に向かって艦船が進んでいくからタワーオフェンスだろうか。砲撃する相手をタッチで指示したり、援護アイテムを使ったりとゲームはなかなか忙しい。
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また、春日部やさいたまなど実在の都市がステージとなっており、攻略前に「自分は都会人だと思いあがった奴らどもにグンマの意地を見せてやれ!」などと、ちょっとやばいセリフが飛び出すのも見どころ。
さらに、勝っても負けても司令官がグンマ県ネタのセリフを言うのが楽しい。
制作Cygames、ディレクターは群馬県出身ということもあってか、グンマーを単にけなしているのではなく、「愛のある馬鹿」がひたすら伝わってくる。個人的にはプレイ後最も群馬に行きたくなった作品。
紹介記事:立てよ国民! グンマ海軍を率いてサイタマやトチギを倒すのだ!『最強!グンマ海軍』レビュー


ここで普通のゲームも
上毛かるたAR (itunes 無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
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群馬県の名産、上毛かるたの札をガチャでコレクションするアプリ。
さらに、AR対応札にかざすとかるたから絵が飛び出る!
実は、グンマーゲームを遊んでいる中で群馬知識がついてしまったので買って試してしまった……。

上毛かるた+α (itunes 無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
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上毛かるたを自動で読み上げてくれるアプリ。これがあれば、2人でもかるたを楽しめる。
上毛かるた競技大会ルールに準拠。


グンマーくりっかー
グンマー大脱出! (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
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もはやApp Storeの定番ジャンル。インフレ系ゲームもグンマーでカバー。
グンマーに捕らわれた他県民が、現地で武器を調達し、オートで戦いながら他県まで1,000kmの道を歩く放置&インフレ系ゲーム。土地を買収して金を稼ぎ、武器買って原住民と戦いながら進み、金を稼いだらまた土地を購入して……とひたすら続くいつものアレ。
意外によくできていてハマる。
なお、通貨はG(グン)。


グンマー×クトゥルフ神話RPG
群馬ファンタジーTRPG (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
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閉ざされた地、群馬県から外界に出るために冒険を繰り広げるアドベンチャーRPG。
通貨単位はグンマゴールド。

群馬の名物を異様な自然現象に仕立てたり、名所を魔界に仕立て上げている。
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作者さんは群馬に行ったことがないそうだが、いろいろな場所が出てくるので観光に行きたくなってくる作品。
なお、RPGとしてみてもかなり面白い。

紹介記事:グンマーから生還せよ。『群馬ファンタジーTRPG』サバイバル日記
攻略記事:『群馬ファンタジーTRPG』攻略サバイバルガイド。何も知らずにグンマーに行けば死ぬぞ…

以上。

この特集のため、順番にグンマーのゲームを遊んでみたのだが……群馬ゲームはたくさん遊ぶともっと楽しくなることが分かった。
「グンマーゲームを遊ぶ→名産品や地名が脳にインプットされる→元ネタがわかってゲームが楽しくなる」という相乗効果が、異なる作者の作ったグンマーゲームの間で発生するのだ。

グンマーをネタに宣伝し、あとはゲーム内容が面白ければOKという空気もあってかグンマーゲームは意外な良作が多い。
気になったアプリがあれば、ぜひ遊んで(最終的に)群馬に対する知識を深めてほしい。