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ウサギが餅をつくだけ。ただしドラゴンボールばりの動きで。『超連携!!!餅つきRabitts』とかは保存した方がいい - 32bit遺産第6回

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思えばiPhone初期、32bit時代にはわけのわからない……だけども面白いゲームが結構あった。
いまとなっては性能が上がってきれいな絵が出て、多くの会社が参入してきちんとしたゲームがたくさんあって……恵まれている反面きっちりしすぎている気もする。
どこか1か所でも強いところがあれば話題になって、みんなで楽しむような時期が2010年~2012年ごろはあった。
そんな単距離パワー型の瞬発力ゲームの代表として、『超連携!!!餅つきRabitts』を紹介したい。

遊び方は、画面下のゲージが伸びて赤色になったときに“餅”ボタンをタッチするだけ。
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1回目は杵で餅をついて、2回目は合いの手を入れて、これがひたすら繰り返される。
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ゲージが青いときに画面をタッチしてみると、「つかれた…」とか、「杵(きね)重い…」とか、ブラック労働感あふれるウサギたちの声とともにゲーム強制終了。
このゲーム、やばい香りが漂う……。
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気を取り直して再開すると、淡々と餅つきが続いた。
これは何というか……単調だな……。
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と、思った矢先。10回目に突如画面が暗転!
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「いくか…」
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合いの手担当が本気を出し、残像が出るほどの速度で合の手を入れる!
なんと1タップで数十回分の得点が入る。これまでの餅つきは何だったのか。
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さらに、赤いゲージが長いときにタッチするほどに土色のゲージも溜まるようになり、満タンになると超必殺技が炸裂。
餅が空中に飛び、後からウサギが餅を追いかけてジャンプ。空中で怒涛の突き!
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合いの手担当も踊るように餅をこね始める!
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さらに、空中で2人そろって餅をこねる技も!
必殺技ゲージが溜まるたびに異なる演出が発生して、妙に楽しい。
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ただし、強すぎる力には代償が伴う。どんどんゲージの移動速度が変わり、ミスもしやすくなる。
ミスしてしまうと即座にゲーム終了……って、得点が高いとブラック感あふれていたスコア画面にも変化が!

インテリウサギ「こんなデータ過去にはなかった…この戦いの中で成長しているというのか!?」
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餅つきじゃなくて戦いだったのか。
そして、インテリウサギとはいったい……。突っ込みどころだらけのゲーム内容をさらに知るべく、餅つきは続く。
1万点ぐらいいくと何かあるという噂なのでぜひ、みなさんプレイしてみてほしい。
というか、今遊んでも面白いな、コレ。

32bit時代というか、iPhoneの黎明期は『彼はパイルドライバー 』(itunes)とか、意味不明だけど面白いゲームが出てきやすかった。
そういった名残が消えてしまう前に、1回特集を組んでみたい気もする。

評価:7(要チェック)

おすすめポイント
餅つきと思ったらバトル
意味不明の世界観

気になるポイント
今となってはゲージの速度が少し遅すぎるような

アプリDL:
超連携!!!餅つきRabitts (itunes 無料)

開発:Hisato Obayashi(日本)
レビュー時バージョン:1.0
課金:なし

ライター:ゲームキャスト トシ