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四角で作られた世界が、動きで生きる。恋人の心を追うアクション『Green』 #BitSummit

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ミドリのキューブ「グリーン」が、行方不明になった彼女「ピンク」を探して不思議な世界を旅するゲーム『Green』は、BitSummitのゲームの中でも非常に印象的なゲームだった。
制止画では立方体を基調としたミニマルなデザインだが、実際にプレイすると背景に巧みな動きを加えて印象深い世界観を演出している。
プレイ面でもグリーンの「分身を射出する」機能がシンプルかつ奥深く、手応えも面白みもあるゲームとなっていた。

本作は左右移動とジャンプを基本とした横スクロールアクションで、主人公のグリーンは分身を発射して空中に固定し、足場にする能力を持っている。
これを利用してステージの地形を乗り越え、ゴールを目指すステージクリア型のアクションが『Green』である。
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足場はボタンを押している間ずっと動き続け、プレイヤーがボタンを放すと固定される。
この性質を利用して足場を遠くに作ったり、壁にぶつけて落下させて画面下に足場を作ったりと、豊富な用途が用意されていた。すでに体験プレイの時点でゲームは面白く、可能性を感じた。
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また、先に書いたとおり立方体を基調としたデザインの中にも動きを加えており、ステージや主人公の動きを動画で見ると、その世界観に吸い込まれるような魅力がある。


さらにもう1つ。ストーリー面でもGREENはかなり興味深い。
これがタイトル画面なのだが……。
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「ボクハ ミドリ」がI am Green(私はグリーン)であるのに対し、「カノジョハ ピンク」がShe was Pink(彼女はピンクだった」と過去形になっている。
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そして、グリーンが旅するステージはピンクから灰色、深い青へと変化していく。
これらのステージは恋人の心の中であり、グリーンはピンクのさまざまな気持ちとゲームを通じて退治することになるという。
ゲームプレイと一体化したステージもまた、注目である。
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全体としてみて、海外での横スクロールアクション人気……「プラットフォーマー人気」に乗ったインディーゲームは一時期多かったが、そういった作品とは時限の異なる作り込みを感じた。
実際、すでに海外のゲームイベント「CASUAL CONNECT ASIA」でもBest Kids & Family Gameにノミネートされており、注目を浴びつつある。

世界に通用しそうな日本のインディーゲームがまた1つ登場した。そういった手応えがある作品であった。
なお、PC向けの体験版はすでに公開されているので、気になる方はこちらのURLからどうぞ → PC版『GREEN』体験版

気になる対応ハードはPC、iOS、Androidを予定。ただし、PCの特質とスマホのタッチパネルの特質の差を考えての調整に苦戦しているとのこと。
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▲スマホで動くGREEN。

バランスについては先に出展された『TOKYO GAME SHOW 2016』でもお話を伺っていたが、かなり深く考えられているようなので、PCゲーマー、スマホゲーマー双方とも期待して待って良いと思われる。
続報があればまたお伝えするので、お楽しみに。