『Dawn of Titans』レビュー - 1,000を超える兵士が戦う迫力のクラクラ系戦術ゲーム

『CSR 2』や『Clamsy Ninja』など、独自のゲーム製作ツールで、他のメーカーを寄せ付けないグラフィックを特徴とするNatural Motion。
その新作のグラフィックは、やはりすごかった。『Dawn of Titans』は、なんと巨人と千を越える兵士たちが一斉に戦う迫力の大規模合戦ゲームなのだ。
基本システムとしては、『クラッシュオブクラン』系なのだが、この見た目はやはり圧倒的な魅力だ。

本作は、天空に浮かぶ島を領土とし、設備を作って国を富ませ、軍事力を整えて他のプレイヤーと戦う国作り＋バトルの戦術ゲームである。
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ゲーム中には「ゴールド」と「食料」基本資源があり、これは畑や金鉱などの建物から時間の経過で生産される。
ゴールドは主に街の拡張に、食料は主に軍備の強化するが、プレイヤーがどこに重点を置くかのさじ加減でゲームの進行速度は多少変わる。
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などと書いてみたが、基本的にはスタミナ制を採用しているものの『クラッシュオブクラン』などの基本無料の戦術ゲームとゲームとほぼ同じ。
しかし、ただのコピーかと言えば違う。

明らかに異なるのは、グラフィック面だ。見て欲しい、この街を。
すべての建物が3Dで美しく作られ、人々が歩いている様子すら描写されている。
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▲今は木が多いが、建物が増えると木が伐採されて勝手に民家が建つ。

そして、もう1つはダイナミックなバトルだ。
Dawn of Titans は、土地を奪い合って戦争を行う。そのとき、1,000単位の兵士が1画面で同時に戦う迫力の「合戦」として描写されるのだ。

合戦は、敵側と味方側それぞれが巨大なタイタン1体と、多様な特性を持つ兵士を組み合わせて戦場に配置するところから始まる。
続いて、部隊が出きったらバトル開始前にプレイヤーは部隊を選択してドラッグし、バトル開始後に狙う敵や、移動するルートを定める。
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今回の作戦は、槍部隊とタイタンが前進して敵を食い止め、その隙に横から移動が早い民兵で敵の弓矢部隊を倒すというもの。
また、どうしても負けたくないので炎の魔法を携帯した。魔法を使用すると多くの資源を消費するが、強力。炎の魔法は、槍部隊が敵を中央で足止めしているときに使用する予定だ。
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▲白い軌跡で進行予定ルートが表示される。

ルートを決めたら、いざバトル開始！
バトルはリアルタイムで行われ、プレイヤーは戦場の状況に応じて自由に部隊に指示を出し、移動ルートを変更できる。事前に決めた作戦がうまくいかなくても、その場で修正できる。

さて、今回の作戦はどう進行したかというと……。
中央舞台は敵を足止めしているが、兵士が少なすぎるので敵を固め切れていない。
そのため、弓部隊を狙う右翼の民兵に敵部隊が対応する隙を与えてしまっている。これは、まずい。
民兵が足止めされると、兵数の差で押し負けてしまうのだ。仕方ないので、予定より早く中央に炎の魔法が炸裂させた。これで、戦況は変わるだろうか……？
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作戦成功！
中央の敵兵が炎の魔法で減ったことにより、敵は槍兵の足止めのため、民兵を無視して引き返すことになった。
そして、障害のなくなった民兵はを側面から決めて敵の弓兵に襲いかかる！
長距離を移動して攻撃する「突撃」でダメージ3倍、敵の横から攻撃する「側面攻撃」でダメージさらに3倍。ぶつかった瞬間に弓兵は一掃される。
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そして、そのまま敵を前後から包囲して殲滅し勝利！
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グラフィックの迫力もさることながら、部隊の相性、移動距離や部隊の向き、足止めに必要な人数など、様々な計算が絡むバトルはなかなか楽しめる。
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勝てば資源も手に入り、ウハウハ。
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で、こんなバトルを繰り返しつつ資源を貯め、クランに所属してひたすら高みを目指す……そんなゲームが好きなら『Dawn of Titans』は楽しめるはずだ。
バトルもクラクラのコピーではないから新鮮な気持ちで臨めるし、育成の魅力も大きい。
軍が育てばバトルがよりダイナミックに、街が育ってくると街がより生き生きと描写されるのは、Natural Motionならではの魅力と言えるだろう。
スタミナはあるが、スタミナの貯まりが早いのでストレスにはならない。

ただ、気になるのは課金システム。本作では課金通貨のジェムを購入し、足りない資源を補ったり、建築時間の短縮に当てることができる。
また、合戦の中心となる強力な「タイタン」と、その装備品もガチャで手に入れるのだが……高い！
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