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スマホゲームVainglory、世界有数のe-Sportsゲームに成長。12月15日には大型アップデートも実施

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スマホ最高峰のe-Sportsタイトル『Vainglory』。
そのVaingloryの現状と、時期大型アップデート予定、新機能、「eスポーツ・フランチャイズ・プログラム」が発表された。
まず注目したいのは、現状。
2016年、VaingloryのAndroidアクティブプレイヤーは2倍以上になり、e-Sportsの試合閲覧時間は総計4.5億分になったという。実際、大手動画配信サイトTwitchでも、世界的に見てVaingloryは上位の人気を誇っている。本作のリリース当初、スマホで本格的な競技e-Sportsができるか疑問視する声もあった。が、結果としてVaingloryは最も成長し、定着したスマホe-Sportsタイトルになったと言えるだろう。

メジャーバージョンアップについては12月15日に行われ、新しい戦術と逆転をもたらすアイテムとジャングルオブジェクト、大量のスキン、ゲーム教育ツール(より深いチュートリアルと思われる)、ギルドの管理・発見ツール、ミステリーチェストシステムが加わるとのこと。特に注目すべきは、アイテムとオブジェクトだろう。今までゲームの根本に大きな手が加わることはなかったが、今回のアップデートで根本的に戦術を見直す必要も出てきそうだ。

さらに、プレイヤーに対してゲームデータが見る仕組み(API)が解放され、それを利用して自由にゲームを研究できるようになる。
たとえば、すでに同じ仕組みが導入されているPCゲーム『League of Legends』では、対戦相手の戦術の傾向などがすぐに調べられる。
どのキャラクターの勝率が高いとか、キャラクター同士の相性がどうだとか、そういったゲーム全体のデータを見て戦術を検討するプレイヤーもいる。
Vaingloryにもこの仕組みを導入されれば、戦術をより深く研究する楽しみが増える。また、プロの試合を見るときなども、選手のデータを詳しく見ることができるので、より深く楽しめるはずだ。
APIの使用は、Vaingloryの公式サイトから申し込むことで使用できるようになる。

e-Sports・フランチャイズ・プログラムは、文字通りVangloryのe-Sportsチームを支援するプログラムだ。
e-Sports収益(チケットのセールス、グッズの利益など)をプロチームに分配することも考えており、最初のフランチャイズの保有者8人とプログラムの詳細は、2017年初頭に発表予定となっている。

このアップデートとフランチャイズ・プログラムにより、Vaingloryは内容だけでなくゲームを取り巻く環境ともにPCなどの本格ゲームに並ぶこととなる。
この成長がどこまで続くか、1プレイヤーとしても見続けていたい。

なお、本作は日本チームが世界的に強者である数少ないe-Sportsタイトルでもあり、現在行われている世界大会(視聴はhttps://www.twitch.tv/vaingloryjpから)でもベスト8に残っている。
気になる方は、まず試合の配信を見てみることをお勧めする。

アプリリンク:
Vainglory (itunes 無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)