この「かっこいい」を堪能しろ。宇宙を疾走する高速アクション『Hyperburner』レビュー
アーケードライクな緊張感、快適な操作性、何よりも圧倒的なかっこよさ。
高速艇を操縦して、太陽まで駆け抜ける高速アクション『Hyperburner』は、アーケード系のゲームが好きなら見逃せない。
紹介記事の写真を見て、「かっこいい!」と思ったなら、即座に購入してOK。感性が合えば、絶対に楽しい1作だ。
このゲームの売りは1つ。「かっこいい」を堪能できることである。
ゲームを開始すると、高速艇はステージを奥に進み続ける。美しいステージのビジュアルだけでご飯3杯はイケる。
コースはチューブ状になっており、ぎっしりと障害物が詰め込まれている。
その中を高速で移動する疾走感で、さらに追加でご飯2杯ぐらいイケる。良い。とても良い。
で、肝心のゲーム内容は、縦横の移動だけで障害物を避けるステージクリア型のランゲーム。
操作は指のスライドに合わせて高速艇が移動する相対タッチ方式で、とても軽快に反応する。
操作方法はシンプルだが、それは単調でつまらないことを意味しない。
むしろ障害を避けるのが手一杯で、それ以外の操作を要求されても困る。詰め込まれた障害を楽しく避ける良いバランスだ。
障害物に正面からぶつかると、1発でゲーム終了。かする程度ならバリアで身が守られるが、バリアは1度使うと20秒程度(操作する機体によって少し変わる)は消えてしまう。
ステージのゴールまで移動できれば次のステージが解放され、また新しく美しい風景を見られる。
これで内容はすべて。
細かいことはいい。それだけ理解したら、美しい風景に感動しつつ、ギリギリで障害物を避けるスリルを味わうのみだ。
あるときはアステロイドだらけの坑道。
謎の機械類が道をふさぐ宇宙航路。
どのタイミングで切り出しても、かっこよくて絵になる。最高の雰囲気ゲーだ。
こういったゲームは、後半にどんどん難易度を上げて理不尽な「マゾゲー」になったり、スピードが速くて超反応を要求される「覚えゲー」になる事が多い。
しかし、『Hyperburner』はそのどちらでもない。
障害が多いステージでもステージの奥から光が漏れており、その位置は確実に安全。
冷静に道を探せば、初見のプレイでもプレイヤーは行くべき場所を見つけ、進んでいける納得感がある。
そして、その配慮が「ゲームとしての納得感」として機能しており、プレイヤーを挫折から守る。
進むべき道が見えているから、終盤の高難易度ステージにも幾度となくトライし、その先を見る気力が尽きないのだ。
純粋なアクションゲームなので、ゲームに長時間のプレイを求める方にはおすすめしない。
しかし、瞬間が楽しければOKなアーケード派の方、「かっこいい」が好きな方には絶対おすすめの1作である。
何より、かっこいいし(大事なことなので何回も言いました)。
評価:7(要チェック)
課金:
なし
おすすめポイント
美しい風景
障害物をギリギリで避けるスリル
(バージョン1.0、ゲームキャストトシ)
アプリリンク:
Hyperburner (itunes 360円 iPhone/iPad対応)