Amazonも無料ゲームエンジン「Lumberyard」発表。Twitch配信中に視聴者のコメントをゲームに反映する機能も
もはや、ゲームエンジンは無料が常識になった。
Amazonは2月9日本日、無料で利用できるゲームエンジン「Lumberyard」を発表し、ベータ版の提供を開始した。
ぽっと出のエンジンでは「いざ利用したら不具合だらけじゃないの?」と心配になる方もいるかもしれない。
だが、心配はご無用。これは、いくたのPC大作ゲームを送り出したCrytek社の「CryEngine」をベースしているからだ。
また、AmazonのクラウドサーバーサービスであるAWS、ゲーム動画配信サービスTwitchなどを統合しており、特にゲーム配信に関してほかのゲームエンジンに対してアドバンテージがある。
AWS Official Blogによれば、Twitchの視聴者のコメントをゲーム内容に影響させる「TwitchChatPlay」、配信者が視聴者をマルチプレイに招待する「Twitch JoinIn」といったサービスが実現できるとのこと。
これだけの機能がそろって無料とは太っ腹だが、クラウドサーバーサービスを使用するときはAWS以外のサーバーを使えない(正確には、類似サービスを使えない)。
ここがAmazonの収益源となるようだ。
なお、オフライン系のゲームの場合は、AWSを使わなくてもいい。
対応ハードはプレイステーション4、Xbox One、PC。ただし、iOSやAndroid、Mac、Linux、VRについても後日対応とのこと。
Unity、Unreal Engine 4など、競合がひしめく中で、また1つ大きな流れがやってきた。
特に、動画配信連携は強力なキラーコンテンツを生み出す可能性があり、注目に値しそうだ。
Lumberyardはこちらからダウンロードできる → Amazon Lumberyard