Zengrams レビュー - 深夜に遊びたい色と形と静けさのパズル。
寒い冬の深夜に、静かな部屋でプレイしたいパズル。
『ZENGRAMS』はそんなゲームだ。
静かで落ち着いたBGMをバックに、色紙を動かして模様を作り、悦に浸る。
操作感、音楽ともに気持ちよく、1人の時間を気持ちよく演出する良作パズルゲームである。
Zengramsのルールはとてもシンプル。
色紙をドラッグで動かして、点線の中にはみ出さずに配置すればステージクリアだ。
そして、もう1つ「色の重ね合わせ」というルールがある。
例えば、下図のようなステージでは、色紙よりも画面中央の枠線の方が小さいので、どう配置してもはみ出してしまう。
ここで、重ね合わせを使う。
青い色紙と黄色い色紙の一部を重ねると、その部分の色が混ざって変色する。
これが、色の重ね合わせだ。
色を重ねてから青い色紙をドラッグすると、変色した部分は移動しない。
ドラッグしたときに移動するのは同色の部分だけなので、色を重ねることで紙をさまざまな形に変えられるのだ。
そして、緑色の小さな正方形を最後に移動し、クリア。
決められた手数でクリアできなかったり、点線内をすべて埋められなかったときはやり直しとなる。
ルールはシンプルだが、ゲームの奥は深い。
重ね合わせで形を自由に変更できるので、考えられる手はほぼ無限。
プレイヤーの想像力をフルに働かせて挑まなければならない。
こういったガチのパズルはプレイが辛くなるが、色紙を配置する操作感が気持ち良く、試行錯誤も楽にできるので、普通のパズルよりも気力が長続きする。
また、バックに流れているBGMも気持ちを落ち着かせる不思議な音楽で、プレイに没頭させてくれる。
▲序盤は簡単だが、20ステージ目あたりから重ねて複雑な形になって難しくなる。
シンプルなゲームなのでルールに納得感があり、かつ奥も深い。
眠れない深夜などにプレイしていると、不思議と心を落ち着いてくる不思議なパズルである。
パズル好きの方なら、買って損のない1作だ。
唯一の難点は、ヒント機能がないので一度詰まると先に進めなくなってしまうこと。できれば、時間でヒントが出て欲しい。
評価:3.0(面白い)
おすすめポイント
色紙を動かす操作が気持ちいい
シンプルで奥深いパズル
静かに没頭できるBGM
気になるポイント
ヒントがないので、つまったら終わり。
課金について
なし
(GCドラゴン Ver1.0)
アプリリンク:
Zengrams (itunes 200円 iPhone/iPad対応)