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勇者ダンジョン レビュー - 操作性・ゲーム両方良し。スマホの新定番ローグライク。

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2014年の年末に、ものすごく感触の良いローグライクゲームが登場した。
『勇者ダンジョン』だ。
ローグライクの基本的なツボを押さえ、超快適な操作性を備え、なおかつスマホ向けにちょっとシステムをいじってある。

有料アプリでもこれほど良くできたローグライクは存在しない。そんな1作だ。

プレイヤーの目的は、ダンジョンを冒険して街を占領するモンスターを追い出すこと。
しかし、その方法は「お金を払ってモンスターに帰ってもらう」というもの。
勇者になって上納金を納めるのが仕事……なんともサラリーマンで悲しい勇者の物語である。
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▲金を払うと段々と街が開放され、お店が使えるようになる。

ただ、ひとたびダンジョンに入ればシステムは普通にローグライク。
ダンジョンに潜るたびにLv1からスタートし、ダンジョン内で装備を集めて先に進むあの感覚がしっかり再現されている。
食料に気をつけなければ飢え死にするシステムもちゃんとある。
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もちろん、ダンジョンはランダムにマップが生成される。
ときには迷路のような地形あり、モンスターだらけの部屋ありと、ローグライクのお約束を踏まえた冒険が楽しめる。
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ダンジョンの最奥には鍵があり(ボスがいることもある)、その鍵を持ち帰るとより難しいダンジョンに挑める。
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唯一、普通のローグライクと違うのは死亡ペナルティの軽さだ。
勇者ダンジョンでは死亡時にお金はなくなるが、アイテムは5つまで持ち帰れるシステムを採用している。
持ち帰れなかったアイテムもお店で買い戻し、再びダンジョンに持ち込める。
スリルを求める方には物足りないかもしれないが、スマホゲームでは厳しいペナルティが嫌われるので、これぐらいでちょうど良いのだろう。
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さて、ここまでの解説だけ見ても、このゲームは普通のローグライクでしかない。
しかし、「スマホのローグライク」としてみるとこのゲームには際だった特徴がある。
それは操作性の良さテンポ感の良さが際立っていることだ。
まず、移動が最高にやりやすい。
1歩ずつの移動と、何かに引っかかるまで移動する高速移動を画面中心のボタン一つで切り替えられる。
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スマホのローグライクでは、向きを変えようとして移動が暴発することも多い。
しかし、移動キーの中央からドラッグする向き変え操作は暴発がなく快適だ。
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ボタン配置、マップの色、ゲームスピード、文字の表示速度、敵から攻撃を受けたときにその方向を向くかどうかまで自由に設定できる。
だから、ほとんどのプレイヤーは最適な設定を見つけてやり込めるはずだ。
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「普通のローグライクとして楽しめて、かつ操作性も良い」というのは、ありそうでなかった。
それだけで、このゲームは素晴らしい。ロールライクの入門にピッタリの1作だ。

唯一気になるのは、ダンジョン数が少なくまだまだ発展途上なこと。
鑑定システムもないし、難易度が低くてローグライクに慣れているプレイヤーには物足りない。
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しかし、それ以外はほぼ文句なし。今後の発展が楽しみなローグライクと言える。
アップデートで良くなったらブレイク間違いなしの1作だ。

評価:3.0(面白い)

おすすめポイント
操作が快適
難易度は低いが、しっかりローグライク

死亡ペナルティが抑えめ

気になるポイント
操作していてたまに
広告に触れてしまう
まだ発展途上

課金について
なし

(ゲームキャストトシ Ver1.01)

アプリリンク:

勇者ダンジョン (itunes 無料 iPhone/iPad両対応)