スマピク レビュー - 初心者から遊べる決定版ピクチャーロジック。操作性よし、問題よし。
『マリオのピクロス』や『ピクトロジカ ファイナルファンタジー』など、ピクチャーロジックパズルのゲームを開発したジュピターから、スマホ向けのオリジナル作品『スマピク』がリリースされた。
ピクチャーロジックとは、ヒントの数字を元に方眼紙のマスを塗りつぶし、隠されたイラストを描き出すパズルゲームだ。
人気のある定番系ゲームなのでたくさんのアプリがあるが、『スマピク』は問題の質も操作性も良く、初心者向けの解説やヒント機能も充実。
ピクチャーロジックゲームを作り続けたジュピターだけあって、頭一つ抜けた完成度のアプリになっている。
ある日、ドジっ子宇宙人が星を壊してしまった!
その星を元に戻すため、宇宙人ピクチャーロジックパズルで星を修復する作業にかかるのであった…。
ピクチャーロジックは、方眼の上と左に書かれた数字をヒントにマスを塗りつぶすパズルだ。
左の数字は横列、上の数字は縦列の連続で塗りつぶすマスの数を示していて、複数数字があるときは1マス以上離れてそれらのマスがつながっていることを示す。
縦と横すべての数字に矛盾がないように塗れれば、パズル解けて色がつき、イラストが完成する。
▲これはチュートリアル問題なのでイラストが粗いが、15×15になるとドット絵といって良いイラストが浮かび上がる。
ピクチャーロジックはかなりガッチリしたパズルなので、敬遠している方も多いと思う。
だが、『スマピク』はパズルの基本ルールだけでなく、解き方の思考方法まで丁寧にチュートリアルで解説してくれる。
初心者アシスト機能も多く、ここまで初心者に優しいピクチャーロジックアプリは見たことがないほどだ。
なので、ピクチャーロジックに入門にも最適に1作となっている。
もちろん、普通のピクチャーロジックアプリとしても優秀だ。
パズルゲームでは操作性が問題になることが多いが、スライドでカーソルを動かす操作方式の反応が良く、細かい操作も問題なし。
一気にカーソルを移動したいときは、マスを直接タッチしてワープさせることもできる。
また【塗る】、【塗りつぶさないようにマーキングする】、【消す】のボタンがレバーとなっており、これも使いやすい。
タッチするだけなら1マスだけを塗り、そのまま指をスライドしてレバーを倒すとカーソルが動いて連続でマスを塗れる。
ゲームモードは気軽に楽しめるスマピクモードと、巨大イラストを作るデカピクモードの2つ。
スマピクモードは、10×10、15×15いずれかのサイズの問題を解くモードだ。
このモードでは初心者にも遊びやすいように、ヒントオプションがたくさん用意されている。
開始時にランダムな列を塗りつぶしたり、間違って塗っている列を示してくれたりと至れり尽くせり。
ピクチャーロジック初心者でも気軽に楽しめるし、ヒントをオフにして実力だけで楽しむこともできる。
▲矛盾指摘機能。赤字の列が矛盾している。
デカピクモードは、10×10サイズの問題を複数解いて巨大なイラストを完成させるモードだ。
すべてのステージは大きな絵の一部なので、完成形が想像しづらくて難易度は高め。
さらに一部のヒント機能も使えないので、パズルに慣れた上級者向けのモードだ。
だが、数十ものパズルを全てクリアし、イラストが完成した時の達成感はかなり大きい。
操作性よし、初心者向けの配慮ありで、ピクチャーロジックアプリとしては頭1つ抜けて優秀と言ってもいいだろう。
ピクチャーロジック好きなら、試して損はない。
無料でもスマピクが15問、デカピク用のパズルが51問あり、さらにログインボーナス的なボーナス問題「流れ星」も遊べるので、十分楽しめるハズだ。
課金要素は、問題の追加。問題パックは1つ100円で、スマピク15問にデカピク1問のセットになっている。
100円にしては問題数が多く、良心的な価格。
回答が複数あるような問題もなく、問題の品質も高いようだ。
価格設定、アプリの品質ともに日本語のピクチャーロジックアプリの中で、トップクラスのアプリと言ってもいいだろう。
評価:3.0(面白い)
おすすめポイント
タッチパネルに最適化された操作性
初心者でも遊びやすい豊富なヒントやお助け機能
上級者も楽しめるやりごたえあるパズル
気になるポイント
iPhoneだと画面サイズの15マス問題がやや見づらい
課金について
100円で問題の追加。
2104年10月時点ではパック2まで用意されている。
100円で倉庫の拡張。倉庫には流れ星問題を保存できる。
(GCドラゴン Ver1.1.3)
アプリリンク:
スマピク (itunes 体験無料 iPhone/iPad対応)
動画: