『LittleBigPlanet』のスピンオフゲーム、『Run SackBoy! Run!』がニュージーランドの AppStore で先行配信された。
元となった『LittleBigPlanet』は、オリジナルのステージを作って配信できるアクションゲームとして高い人気を誇る、SCEの看板ゲームの1つだ。
今作は、プレイヤーを追う巨大な掃除機、【Negativitron】から逃げ続けるランアクション。
携帯ゲーム機の PS Vita を擁する SCE のゲームが、まさかスマホで配信されるようになるとは思わなかったが、いったいどれほどのゲームになっているのだろうか？
先行配信版を試してみたので、簡単ながら内容を紹介しよう。
自動で走るキャラクターをジャンプやダッシュさせて、針や敵を避けながら走るオーソドックスな横スクロールのラン系ゲームとなる。
ステージはシリーズでお馴染みの「The Gardens」、「The Canyons」、「Avalonia」3種類だ。
ステージは元のゲームをそのまま切り取ったかのような見た目。
さらに、メッセージウィンドウが縫い物風になっており、雰囲気を重視して丁寧に作られている。
画面タッチでジャンプ、そのまま長押しするとハイジャンプ、スワイプ操作で加速と簡単操作。
コントローラーがなくても、ゲームはしっかり遊べる。
普通の障害物だけでなく、敵もいる。
敵は踏みつけて倒すことができ、「ボン」と爆発してそれなりに爽快。
成長要素は2つ。
1つはステージ上にある黄色いバブルで、これを集めると、コスチュームを購入したり、お助けアイテムを強化したりできる。
コスチュームを変えると、見た目が変化するだけでなく能力も上がる。
なお、1度能力が上がるとコスチュームに着替えても能力が上がったまま維持されるので、好きなコスチュームで遊べるのが嬉しい。
もう1つはレベルアップで、走った距離や踏みつけて倒した敵の数、定められたミッションをこなすことでレベルが上がる。
レベルが上がるとスコアが伸びやすくなる。繰り返しのプレイに対する報奨といったところか。
これが家庭用ゲームなら、「上達しないのにスコアだけ上がるとは何事か！」と思うところだが、スマホではこちらが主流だ。
スマホゲームとして、しっかりと仕上がっている印象を受けた。
収集要素として、ステージに配置されるステッカーを集める要素もある。
ステッカーのデザインが収集欲をかき立てるだけでなく、集めたら図鑑で確認もできる。
ランゲームとしてものすごい独創性はないが、しっかりとスマホ向けにつくられ、堅実なランゲームになっていた。
グラフィックのクオリティが高いので、『LittleBigPlanet』が好きなプレイヤーなら、ファンゲームとして楽しめそうだ。
原作のファンは、楽しみに待っていると良いだろう。
アプリリンク：
Run SackBoy! Run! (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応)※ダウンロードにはニュージーランドアカウントが必要
