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iOS8は様子見すべき。iOS8へのアップデートは、今までのアップデートより危険が伴う。

ios8
予定通りに行けば、9月17日今夜 iOS 8 へのアップデートがやってくる。
新しいバージョンのiOSが出てすぐにアップデートすると、今まで使っていたアプリが動かなくなる危険が伴う。

ゲームキャストでは、新しい iOS がリリースされるたびに「自分の好きなゲームの動作確認が取れてからアップデートした方が良い」と書いてきたが、iOS 8 へのアップデートはこれまでのアップデートより危険が大きい。
だから、「アップデートは見合わせた方が良い」と断言する。

その理由は、開発者が iOS 8 対応の準備を十分にできなかったことによる。
通常、アプリ開発者は新しいOSのゴールデンマスター(GM)が出てからアプリを検証し、Apple にアップデートを申請する。

iOS 8 のGMは9月9日にリリースされ、iOS 8 の一般リリースは9月17日だった。
iOS 7 のGMは9月11日にリリースされ、一般リリースは9月19日だ。
日数だけを見ると、開発者に与えられた猶予期間は変わらない。

しかし、iOS 8 対応をした開発者の話を総合すると、今回は GM が出るまでバグや仕様変更が多く、対応が間に合わないアプリも多かったようだ。
しかも、アプリのアップデート申請をする iTunes Connect の調子が悪く、アップデートの申請が遅れた開発者もいる。
だから、iOS 8 のリリースの段階では対応仕切れていないアプリが多く見られるだろう。

実際、『魔法使いと黒猫のウィズ』など、大手のアプリでも「iOS 8 では不具合が出る」と注意を呼びかけているアプリが多く見られる。

iOS 8 は、独自IMEの採用など新しい機能が多いが、アプリが使えなくなる危険が大きい。
とくに強い理由がなければしばらく見送り、安定してからアップデートをすべきだ。

だが、それでもアップデートするつもりならば、1つ注意するべきことがある。
それは、新機能の iCloud Drive について。
iOS 8 から、iCloud を Dropbox のように使える iCloud Drive へアップデートできる。
しかし、1回これをアップデートすると、iCloud Drive 使用端末と、旧来の iCloud を使用する端末はデータの同期ができなくなる。

例えば、あなたが iPhone と iPad を持っているとき、iPhone だけを iOS 8 にアップデートして iCloud Drive を使い始めると、旧OSの iPad と iPhone は、iCloud でデータを同期できなくなる。
(なお、Mac でも iCloud を使っているならそれも同期できなくなる)

なので、iOS 8 端末だけを使うユーザーでなければ、iOS 8 にしても iCloud Drive は使用しない方が良い。

個人的に言うのであれば、iOS 8.0.2 ぐらいまでは様子見がいいと思っている。