Great Little War Game 2 は、スマホ向けのファミコンウォーズとも呼ばれる、定番戦術ゲームシリーズの最新作だ。
1作目の Great Little War Game（小さな戦争）が面白くて好評を博し、2作目の Great Big War Game（大きな戦争）では本格的な戦術ゲームにグレードアップ。
3作目の今作は1プレイ10分未満の短いマップで遊ぶ、カジュアルな戦術ゲームへ変化した。
「ヘビーゲームがカジュアルになる」という言葉に良い思い出がないので、発売前は不安だった。
が、いざプレイするとサクサク遊べて「これはこれで面白い」と思わせる、スマホ向け戦術ゲームに仕上がっていた。
Great Little War Game 2 には全60のステージが用意されており、各ステージには「General(将軍)を倒す」、「HQ（司令部）を破壊する」などのクリア目標が定められている。
この目標をクリアするとステージクリアだ。
ゲームはターン制で、プレイヤー側とCPUが交互に手持ちユニットを移動・攻撃させる形式。
ユニットの移動範囲はユニットをタップすると表示され、ワンタッチでラクラク操作できる。
▲ユニットを長押しすると、移動後に攻撃できる範囲も分かる。
移動後、敵が攻撃範囲にいると赤いマーカーで示される。
1撃で倒せる相手にはどくろのマークが表示されるので、とてもわかりやすい。
また、歩兵、戦車、飛行機、船、建物の5つ。
チェックがついていない相手には攻撃できないので、移動する前に相性を確認しておくといいだろう。
▲生産施設で確認できる。
また、マップ上には兵士を生産できる Barrake（兵舎）や、毎ターンお金を生み出す Oil Rig（油田）などの施設があり、この建物は Engineer（工兵）を使って自軍のものにできる。
▲生産施設でお金を払うと、ユニットが即座に出現してそのまま戦える。電撃的に生産施設を奪って勝つパターンも多い。
このゲームで重要なのは、敵の反撃を受けないことだ。
攻撃しても相手を倒せないと（相手が反撃できる状態なら）反撃を受けてしまうので、1撃で倒せる相手を攻撃することが重要になる。
1撃で敵を倒せなくても、高いところから低いところに打つと高低差と同じだけ射程が増えるので、反撃を受けずに戦うことができる。
なので、高台を制圧すると圧倒的に有利に戦える。
▲射程が2しかない歩兵でも、高台から撃てば3マス届く。
もう1つ重要なのが、先制攻撃をすること。
このゲームでは体力が減ると、同じ割合だけユニットの攻撃力が減る。
同じユニット同士で戦ったとしても、先に攻撃したユニットが50％のダメージを与えると、反撃側は体力が50％になっているので最大時の50％しかダメージを与えられない。
戦力が均等ならば先制側が有利になるので、積極的に戦っていこう。
▲歩兵で攻撃した図。先制で87％ダメージを与えたので、反撃で6％しかダメージを受けない。
このゲームのAIは弱いので正攻法で押せるし、おとりでおびき寄せてその隙に生産施設を破壊する電撃作戦なども楽に成功する。
思い通りに戦って敵を撃破し、サクサク進むのが楽しいカジュアル戦術ゲームだ。
戦術ゲームをプレイしていると、だんだんと難しくなって1プレイに時間がかかって途中でやめてしまう…ということもあるが、このゲームならそんな心配はない。
で、マップをクリアするとバトルポイントを手に入れて次のステージに進める。
▲バトルポイントはマップにあるスターを取っても手に入る。
バトルポイントは既存のユニットをパワーアップさせたり、新しいユニットを開放するために使える。
バトルポイントは普通にプレイしていれば足りなくなることはないし、もし足りなくなっても以前プレイしたステージをクリアすると手に入る。
あとは、この繰り返しで次々とステージをクリアしていくだけ。
全60のステージはシチュエーションに富んでおり、マンネリなく長時間遊べるので、価格以上の面白さはあるはずだ。
短時間で遊べる戦術ゲームを探しているならおすすめだろう。
なお、本格的な戦術ゲームをプレイしたい方は、マップが広くて視界システムなどもある Great Big War Game がおすすめだ。
評価：3.0（面白い）
課金について
なし
おすすめポイント
手堅く作られており、遊びやすいシステム 10分未満で手軽に遊べる気になるポイント
慣れたプレイヤーには簡単すぎる（バージョン1.0.0、GCドラゴン）
アプリリンク：
Great Little War Game 2 (itunes 300円 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
Great Big War Game (itunes 300円 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
動画：
