100 Balls (itunes 無料 iPhone/iPad対応)
観覧車のように回転しているコップに容器からボールを注ぐだけ。
しかも、コップは回転の末に戻ってきて、また容器に戻ってくるので同じボールをひたすらコップに注ぐことになる。
穴を掘っては自分で埋めるような不毛な作業を楽しむ『100 Balls』というゲームを iPhoneACさんの紹介で知った。
なんだそれは、と思ってプレイしてみると…得点システムが絶妙でとても面白いゲームじゃないか!
ということで、本日は100 Ballsを紹介する。
ゲームが始まると、大量のボールが入っている容器を中心に、コップが観覧車のように回り始める。
で、画面をタッチすると容器の底にある蓋が開き、ボールがざーっと落ちる。
このとき、コップに入ったボールと同じ数だけ得点が入るが、コップからあふれたボールはなくなってしまう。
また、コップが空のまま画面右端に達すると、今度はそのコップが消えてしまう。
コップがなくなっても、ボールがなくなってもゲームオーバーなので、的確にボールをコップに入れる必要がある。
無事にボールが入ったコップは、画面の上に到達すると中身を容器に入れ直し、再び空になってまた回ってくる。
ゲームの基本はこれですべて。
正確にコップを狙い、スコアになったボールはまた戻ってくる。
確かに穴を掘ってまた穴を埋め、また穴を掘るようなゲームである。
だが、追加の得点ルールがとても意地悪く、プレイヤーを泣かせる。
ゲームを進めていると、透明コップに色がつきカラーコップになる。
このカラーコップに入った球は同じ色に着色され、コップに入ったときのスコアが2倍〜5倍まで、飛躍的に増える。
容器に戻っても着色されたボールの色はそのまま。
つまり、カラーコップにボールをたくさん入れると、以後の得点は常に倍以上になる。
ゲームはだんだんと進行速度が速くなっていくので、早い段階でカラーボールを量産するのがハイスコアを出すためには必須。
しかし、欲をかいてたくさんボールを落とすと画面外にこぼれてしまう。
また、容器の中のボールが戻る前にボールが尽きてしまい、コップに入れるボールがないという事態も発生する。
限界まで落としまくった方がスコア効率はいい。しかし、引き際を見切れないと自滅してしまう。
一見シンプルな作業をしているように見えて、1回1回のタップ作業がすべてギャンブルになっているのだ。
「早くコップに落としなよ。まあ、早く落としすぎるとすぐゲームが終わっちゃうけどね(にやにや)」
という作者の声が聞こえてくる、底意地の悪いゲームである。
正直、結構ハマる。
しかし、唯一残念なのは終盤にボールが少なくなると、一気につまらなくなること。
大量にボールを注ぐ駆け引きが面白いのに、ボールが少なくなると駆け引きがなくなる。
最後は本当の意味で作業となり、無味乾燥になる。
この欠点がなければ、もっともっと面白かったと思うだけに残念。
しかし、それでも十分に面白いゲームだ。
評価:3.0(面白い)
課金について
広告の解除のみ(100円)
おすすめポイント
短い時間で楽しめる。
常に緊張感のあるバランス
実際のボールで遊んでいるような雰囲気
気になるポイント
ボールが少なくなると作業感が強い
(バージョン1.2、GCドラゴン)
アプリリンク:
100 Balls (itunes 無料 iPhone/iPad対応)
動画: