
Catch-22 は、惑星を回り続ける青と緑の球体を操作し、衝突しないようにするアクションゲームだ。
敵も障害物もなく、ただ、同じ惑星を回るだけ。
ひたすら画面タッチしてジャンプし、同じ惑星でコインを取るだけだが、これがハマる。
そして、コインを取り終えると自分が操作した球体がそのまま自分に襲いかかる「直前の自分を避けながら移動する」アクションが熱いゲームだ。
また、球体の美しい軌跡を見つつ、神秘的なBGMを聞いているだけで引き込まれる世界観も素晴らしい。
ゲームを開始すると、緑と青の2つの球体が惑星の周りを反対方向に直進し始める。
そのまま操作しないでおくと、球体は惑星の反対側で衝突してゲームオーバーとなってしまう。

そこで画面をタッチすると青い球体がジャンプし、衝突を避けられる。
そのまま惑星の周りにあるコインを取得するとスコアが増え、すべてのコインを取ると操作する球体が入れ替わる。

後はこの繰り返しで、コインを取って操作する球体を入れ替え、延々とスコアを稼いでいくだけだ。
しかし、この作業が容易ではない。
プレイヤーの操作は美しい軌跡として残る。
操作する球体が入れ替わると、その軌跡の通りに移動し、プレイヤーを阻む障害となる。
例えば、コインをうまく取れずにジャンプ回数が増えると軌跡は複雑になり、入れ替わり後に避けるのが難しくなる。
逆に、少ないジャンプ回数で無駄なくコインを取得すれば難易度が下がるわけだ。

▲正確な操作をすると軌跡はわかりやすくなる。
しかし、少しずつ軌跡は複雑になり、それを避けるためにさらに複雑な動きが要求され…だんだんと避けるのは難しくなる。
そこで活躍するのが、球体の軌跡がを完全にリセットするテクニックだ。

▲こんな軌跡、避けられん!
コインをすべて取ってから数瞬の間だけ、球体が白い光に包まれる。
その間に球体を衝突させると、衝撃波と共に軌跡がリセットされ、スコアはそのままに初期状態からプレイできる。
一歩間違えばゲームオーバーになるが、限界時にこれを狙って成功させたときは最高に気持ちいい。
衝突時の演出が爽快なだけでなく、しばらく難易度が下がるので、きつい山を越えて平地を歩き始めたような気持ちよさがあるのだ。

▲全ての軌道が弾け飛び、リセットされる爽快感。
シンプルなゲームだが、自分自身の動きがそのまま障害となるので、ミスしても理不尽感がない。
さらに、ゲーム自体もシンプルでテンポ良く繰り返せるので、「次は正確に動いてやる、あと1回だっ!」と何度も繰り返しプレイしたくなってしまう。
見た目もゲームもシンプルだが、静かなBGMバックに、幻想的な惑星と球体の美しい軌跡を見ていると不思議と引き込まれてしまう。
芸術的で遊べるミニゲームを探しているならおすすめだ。
最終評価:3.0(面白い)
おすすめポイント


気になるポイント

(バージョン1.01、GCドラゴン)
アプリリンク:
Catch-22 (itunes 100円 iPhone/iPad対応)
動画: