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ソーシャルゲームもRPGに。『ブレイブフロンティア』に新世代ソシャゲの影を見る。

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パズドラがリリースされて以来、さまざまな進化をしつつあるソーシャルゲーム界にまた新たなゲームが生まれた。
その名は『ブレイブフロンティア』。
体力があって、敵と戦って先に進んでいくおなじみの基本無料ゲーム形式ということであまり期待せずにプレイしたのだが…。

「えっ、このプレイ感覚はもうRPGじゃないか!」

と、ソーシャルゲームの新たな進化を見せつけられ、驚かされたので紹介したい。


このゲームは5人+フレンドのユニット1体で冒険に出かけ、バトルで倒すソーシャルRPG。
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基本はステージを選択して、一定数のバトルを死なずにこなしていくパズドラ形式。
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だが、戦闘がスーパーファミコン時代のRPGのようになっており、これが非常に良くできている。
ターゲットを選択し、キャラクターをタッチするとユニットごとに違う攻撃を繰り出すのだが、プレイヤー側のユニットはカードではなく、ドット絵できっちりアクションする。
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大勢のキャラクターで同時に攻撃すると派手な演出となり、かなり爽快。
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また、同じ敵を同時攻撃するときはタイミングを合わせると“SPARK”が発生して攻撃力アップ。
ユニットの攻撃速度や動きを考えてタッチするタイミングゲームの要素もあり、意外に奥が深い。
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パーティー全員が攻撃を完了すると敵のターンとなり、やはりちゃんとしたアニメーションで反撃してくる。
AppStoreにある簡易RPGの戦闘…いや、それ以上にちゃんとしていて、RPGをプレイしている気分になるほどよくできている。
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これにさらに戦術性を与えているのが必殺技システム。
バトルで敵を攻撃すると必殺技ゲージを増やすアイテムが落ち、ゲージが満タンになると必殺技が使えるようになる。
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で、この必殺技アイテムは敵にコンボを叩きこむほどに出現するのだが、このゲームはHP0になった敵にも攻撃が可能なため、例えば敵が2体いる時に「一気に2体倒すか?」「次のバトルに備えて1体をひたすら殴って必殺技ゲージを貯めるか?」というマネジメント要素が発生するわけだ。
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プレイヤーの操作に合わせてユニットがバトルで動いて、必殺技を使って戦う姿はカードにない分かりやすさがあり、新しいキャラクターが手に入ったときはそれがたとえ弱くても技を見てみたいという気持ちにすらなる。
正直、ゲームの文法としては今までのカードバトルと変わらないのに「もっと強いキャラ、強い必殺技が見たい!」と少し課金したくなってしまったほどだ。
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で、それ以外もかなりRPGっぽい作りになっている。
ストーリーは会話形式で(一方的に話しかけられる感じだが…)進む。
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ステージをクリアすると“カルマ”と“ゴールド”、“素材”などを入手することができ、それらを使ってバトル中に使う回復アイテムや、ユニットに装備させるスフィア(能力が上がる)を作成するのもRPGの買い物のようだ。
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▲カルマを消費して自分の村を育てる要素もある。

「どうせ、能力の高いキャラがいれば勝てるんだろ?」
「ずっとプレイするには体力課金が必要なんだろ?」

と言われるとその通りなのだが、属性を合わせてターゲットを決めるだけでなく、どの順番で敵を攻撃して被害を防ぐか、必殺技をとっておくか使うかという選択がしっかり意味を持つ作りなので、プレイ感覚はかなりある。

戦闘がきっちりしているので短時間でもそこそこ満足感があり、AppStoreにあふれる戦闘だけの簡易RPGと比較するのであれば、これはかなり面白い方に属する。
今後「無料で面白いRPGありませんか?」などと聞かれたとき、もしかしたら紹介するのはこのようなタイプのソーシャルゲームになるのかもしれない、などと感じてしまった。

現在のところバグやサーバートラブルが発生しており不安定な面があったり、レイドボス(協力してみんなで倒すボス)のシステムなどが未実装で未完成感は漂う。
また、運営スタイルも不明なので評価点はつけないが、パズドラに続く新世代ソーシャルゲームの1つとして要注目のゲームと思える。

アプリリンク:
ブレイブフロンティア(itunes 基本無料)