開発:セガ
評価:3.0(面白い)
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ジャンプ、逆走、体当たり…客を早く送り届けるためならどんなことをしてもOK!
客も無茶な走りをするほど喜ぶというクレイジーなタクシーゲーム『クレイジータクシー』がリリース。
1999年にアーケード版がリリースされ、オープンワールドの広い街を自由にかっとばせる開放感、客もタクシーもクレイジーなハチャメチャっぷり、そしてなにより上達するほどにスコア(客から稼いだ金額)とプレイ時間が伸びる奥の深さでブレイク。
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▲ショッピングモールだって走り放題。
その人気は10年以上経った今でもゲームセンターにおかれていることからもうかがえる。
また、家庭用版は CrazyBox というミニゲームがおまけにつき、こちらも面白くできていてまた人気を博した。
今回の移植は家庭用…おそらくドリームキャスト版をそのまま移植したものと思われる。
操作の基本はD(前進)ギアとR(バック)ギアの2ボタンで、それぞれ押すことで前後に進む。
コーナリングの方法はタッチと傾け操作の2種類から選択できる。
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ゲームはタイム制限内に多くの客を目的地に送り届け、その運賃を競うもの。
まず、町中を走って客を見つけるところから始まる。
緑の客は遠くに行きたがっており、色が赤に近づくほど近場に行きたい客となる。
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客周囲にある円の中に停車すると目的地が表示され、遠さに応じてタイムが補充される。
このとき、客の近くに停車するほど乗車時間にかかる時間が短くなるので、停車テクニックが重要。
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目的地までのコースは矢印で示されるので迷うことはないが、街のマップを覚えているとショートカットコースを使うことも可能だ。
街のマップは公式サイトのマップページで確認できるので、これを見ながら遊ぶと1つ上のスコアを目指せる。
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そして、目的地(緑のエリア)に止まるとゴール。
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到着時間に応じてチップをくれ、ボーナスタイムが入る。
つまり、客を短時間のうちに送り届け続ければボーナスタイムで延々とプレイできてスコアも伸びるというアーケードらしい内容になっている。
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走行中、客は【ジャンプ】【ドリフト】【対向車とすれ違う】などクレイジーな行動をとるほどに大喜び。
連続でコンボを決めるほどに大量のチップをくれる…まさにクレイジー。
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そして、このゲームにはそんなクレイジーな客を満足させるためのクレイジーなテクニックが用意されている。
左右キーをダブルタップか、ドリフトボタンを押しながら曲がると【クレイジードリフト】となり、ドリフト走行で無茶な曲がり方ができる上に客が喜ぶ。
また、派生技として止まっている状態からDギアを押しつつ左右キーをダブルタップすると【クイックターン】となって方向転換が可能。
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▲ドリフト中に壁にぶつかると変な体勢になるが、客は喜ぶぞ!
Dギアをダブルタップすると【クレイジーダッシュ】が発動し、どんな時でも一気に急加速。
クレイジーダッシュ後にDギアを押し続けることで【リミッターカット】という限界を超えて加速するテクニックが使える。
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▲一瞬だけRギアを押してからリミッターカットするとさらに加速する上級テクニックも。
これらを極めることでゲームの世界はガラリと変わり、初期は3分1プレイで終わるゲームが最大で1時間程度まで続いてしまう。
もちろん、爽快感も格段にアップ。
テクニックは CrazyBox というミニゲームで練習することができ、楽しみながら練習して、練習が終わったら通常モードをプレイするとまたスコアが伸びるという形で、ゲームモードは少ないものの、ゲームとしては非常に完成されている。
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クレイジーな客をクレイジーなテクニックで送っているだけで面白く、極めようとしてまた奥が深いというアーケードゲームの名作。
タッチ操作はコントローラーよりもプレイしづらいが、移植度は高く過去に『クレイジータクシー』にハマったプレイヤーなら納得できる内容。
私は1時間プレイし続けられるぐらいはまっていたが、移植度については納得できた。
面白さから見ると評価は3.5。
ボリュームとしてはマップ2つ分+ミニゲームだが、アーケード的な面白さが合うプレイヤーならば数十時間遊ぶことも可能だ。
とはいえ、スマホゲームとしてみるとチュートリアルが不足しており、面白さに到達するまでに新規プレイヤーは脱落する可能性が高い。
そこを考えて評価3.0としたい。
なお、対象機種は iPod touch 4G 以上となっているが、iPhone4S・iPod touch 5G・iPad2 以上はないとコマ送りになってしまってプレイは厳しいのでご注意を。
(ゲームキャストトシ Ver1.1)
アプリリンク:
クレイジータクシー Crazy Taxi (itunes 500円 iPhone/iPad対応)
動画: