この軽さの素晴らしさがわからないのか…!
しかしまあ、それなら iPad mini でも絶対見劣りしないゲームを見つけてやろうじゃないか、という事で見つけてきたのがドット絵の芸術作品『スキタイのムスメ 音響的冒険活劇』だ。
ドット絵ならば最初からカクカクしているから Retina なんて関係ないぜ!
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最初に海外で『Superbrothers: Sword & Sworcery』という名前でリリースされたものが、日本語対応されたもの。
しかも、中途半端な訳ではなく、音声も訳も完全ローカライズ。
「丸太さんはナルハヤで安全な山小屋まで帰りたいのか、逸る気持ちが足の歩みに出ていた。」
ナルハヤとか、奇妙な言い回しも開発元の注文だそうで、海外の開発者の意図通りに遊べる貴重なゲームといえるだろう。
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もちろん、【ドット絵の芸術】と言われる通り、ドット絵のクオリティは異常。
棒のようなドットをつないだだけの人間が、きっちりアニメーションし、なぜだかちゃんとした人間に見えてくる。
これだけでも一見の価値あり、だ。
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また、【音響的冒険活劇】とある通り、音声のコダワリもすごい。
こちらはリアルそのもので、ステレオで迫ってくる迫力ある音。
ドット絵をイマジネーションが刺激されたあとで、音声の迫力でリアルさを演出されるとドット絵がすごくリアルなものに見えてくる不思議!
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▲亡霊とか出てくるシーンは本気で怖いっす…。
で、ゲーム自体は普通にアドベンチャーゲームで、画面を「トントン!(タッチ)」して移動し、調べていくのだが、これがまたアイデア満載。
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▲画面をトントン!ギャルゲーじゃないよ。
まず、敵が出てくる。
すると、なぜか文字が90度回転した状態で「戦う?」と。
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そう、iPhoneやiPadを立てに持つのが剣を構えるという動作になっているのだ。
プレイヤーの動作と、キャラクターがシンクロしている感じ。
![sukimusu3 (1)](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/i/iPhonegamer/20230529/20230529084847.jpg)
▲ついでに拡大されて迫力アップ。
で、この仕組みが戦闘のためだけにあるかとおもいきや、謎解きでも大活躍。
下の画面では最初、橋がかかっていないのだが「スキタイ人は虹を嫌う」というヒントで「ああ、虹をどうにかすればいいのか」となる。
虹を嫌う…虹をどうにかする…虹を追い払う…。
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おお!そうだ!
画面を縦持ちにして剣を振ったら虹に攻撃できるぞ!
と、思いついてやってみると橋がかかった。
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▲できた!
そんな感じで、発想力が試されるアプリ。
ゲーム中に本を手に入れると、本を読むことで他人の思考を読めるんだけども、これもまた本体を縦持ちにすることで本が縦になり、読めるようになるという仕掛け。
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中盤以降に総当り感があるものの、しっかり遊べる謎解きアドベンチャーかつ不思議な世界を体感できる世界観ゲーとしてしっかりできているので、興味があればやってみるといいかも。
なにより、ドット絵ならば Retina 関係ないし、なにより本体を縦にしたり横にしたりで忙しいので、重い iPad じゃプレイが面倒。
勝った!
プレイ感で iPad に圧勝したぞッ!
と、記事を書いて見せたところで最近あまり出番のないライターのドラゴンが一言。
「本体を縦や横に持ちかえるなら、iPhone のが圧倒的にやりやすいじゃないですか…。それ iPhone に負けてますよ。」
そういえば、そう、か…。
アプリリンク:
スキタイのムスメ:音響的冒剣劇(ユニバーサルバージョン)(itunes) 450円 iPhone/iPadの両方に対応
スキタイのムスメ:音響的冒剣劇(マイクロバージョン)(itunes) 250円