タイトル | 酒場クエスト |
---|---|
ジャンル | 経営シミュレーション |
価格 | 基本無料 |
アプリ内購入 | ゲーム内通貨購入(買わなくてもプレイは問題なし) |
日本語対応 | あり |
販売元:Glu | Version:1.1.0 | GameCenter:なし | 対応機種:iPhone / iPod touch /iPad | レビュアー:トシ |
コミカルでイキイキとしたキャラクターの動き |
多彩な料理と酒場の小物 |
すぐにやる事がなくなる |
ロード時間がやたら長い |
彼がある時いじめっこドラゴンを見返すためにとった手段とは…得意な料理を活かして人間向けの酒場を経営して、やってくる冒険者にいじめっこドラゴンを退治させること。
このゲームは『りとるキングダム』のGluらしい賑やかで親しみやすいグラフィックが魅力的な、ファンタジー風の酒場経営シミュレーションだ。
酒場経営のパートでは、料理を作って客に提供する放置系ゲームになる。
それをお店にだすと客が食べ、時間と共にシルバー(お金)が貯まる。
わらわらとお店に入ってくる客の動き、ファンタジーな見た目の料理の数々、お店の様子を見ているだけでもなかなか楽しいのはさすが。
▲料理によって種類や調理時間が決まっている。
貯めたシルバーで店内のテーブル・椅子を増やして客の収容人数を増やしたり、模様替えをして酒場を拡張していくのもなかなかに楽しい。
▲酒場に配置できるもののバリエーションはかなり豊富。
酒場の拡張は箱庭系のソーシャルゲームで、現実時間の経過で調理、販売されていく消費されていく料理に関しては放置系の要素が強く、2要素がほどよくミックスされている。
▲調理時に時間を開けすぎると妖精がよってきて料理を悪くしてしまう…。
酒場が賑わってきたらいよいよ冒険者を雇う段階。
通常の客と共にときおり冒険者が訪れ、きまった種類の料理を要求する。
一定時間内にそれを提供すると、その冒険者を酒場で雇うことができるのだ。
雇える冒険者には大きく分けて前線担当(戦士)、射撃担当(弓矢使いや魔法使いなど)、回復担当(僧侶など)がおり、3人1組でモンスター退治のクエストに挑ませることが可能。
モンスターとの戦いは自動戦闘だが、プレイヤーができるのはキャラクターを出撃させたり、必殺技を使うタイミングを指示できるほか、モンスターの特殊攻撃を阻止したり戦闘中に出現する宝をタッチでとったりとなかなか忙しい。
▲基本的には簡単だけどもよそ見していると死ぬことも…。
戦闘ではミスがなければ負けないものの、よそ見をしていると一瞬でキャラクターが死ぬこともあるので要注意。
死んだキャラクターは課金通貨のジェムで買える復活薬を使わない限り復活しない。
無事勝利すると、キャラクターの経験値が溜まって強くなり、酒場の内装パーツも同時に入手できる。
こうして酒場を拡張し、モンスターを倒し、また酒場を拡張していくのがこのゲームの基本。
バトルや、「●●を3回倒せ!」などと示されるミッションをこなしていくとジェムや課金専用アイテムが手に入ることもあり、プレイしがいもある。
酒場のパーツは種類豊富でグラフィックもキャラクターの動きも良く、戦闘のミニゲームもなかなかよくできていて、見た目やちょっとプレイするにはよくできている。
事実、最初の1時間~半日はプレイしていてかなり楽しい。
▲ミッションも豊富で最初は楽しい。
しかし、残念ながら作り方がかなり甘い。
ドラゴンを倒す強力な冒険者の育成という目標があるのに、冒険者の育成は簡素すぎてすぐ飽きる。
バトルも単調な上に、店の成長が早すぎて現バージョンでは3日で最大まで達してしまう。
お店の改装も、課金専用のパーツを使わないならすぐ限界なく改装できるようになる。
あとに残るのはひたすらレアな(しかも能力は他の冒険者とさして変わらない)冒険者を待つだけになってしまった。
もう少し冒険者の育成にパターンがあって、酒場も時間をかけてつくりあげていくようになっていれば(そして改装パーツに色々な意味があれば)ずっと楽しめるゲームになっていたように思う。
▲開始3日で12レベル、店の広さは最大に…。
先に書いたとおり、そのグラフィックの良さやグラフィックの良さで初期はかなり楽しめるだけの魅力はある。
が、現段階では起動時やクエストの切り替えのロード時間が長いこともあり、それ以上はプレイできない。
やり込むことを前提に考えるとかなりツメが甘い残念ゲーム。
課金の必要もなくにぎやかな酒場を楽しめるので、ちょっとの間酒場経営が楽しみたいなら十分おすすめできる。
良いところはいいけども、ツメが甘くて損しているのがなんともglu的で、gluマニアの自分としては満足。
酒場クエスト(itunes)
動画