タイトル | RPG 最果ての騎士 |
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ジャンル | RPG |
価格 | 800円 |
アプリ内購入 | なし |
日本語対応 | あり |
販売元:ケムコ | Version:1.0 | GameCenter:なし | 対応機種:iPhone / iPod touch |レビュアー:ドラゴン |
片手でプレイしても難がないレベルの操作系 |
キャラの差別化がしっかりされている |
ストレスがないバランス |
ストーリーがいまいち |
親切すぎてゲームしてる感が薄い(RPGゲーマーには物足りない) |
神が作った四角の海に、陸をうかべたという先が行き止まりになっている世界が舞台。
魔物討伐を命じられた[女騎士レーア]と[人型ゴーレムのラウド]が任務を受けて出会った[不思議な少女ユイニカ]の3人が世界の果ての秘密に迫っていく。
このゲームの良いところは何と言ってもストレスがないところ。
フィールドマップでは現在のミッションと目的地が確認できて迷わないし、ダンジョンでも階段や画面が切り変わるポイント、隠し通路までが表示される。
さらに驚きなのはダンジョンの構造。
普通のRPGではダンジョンに分岐路があり、ある程度はさがさないと正しいルートがわからない。
が、このゲームでは真ん中のルートが常に正解。真ん中のルート(しかも太い道!)をたどっていれば常に目的地にたどりつけるだけでなく、脇道にはほぼ宝箱が配置されており、全部のアイテムを取って進みたい派も、とにかくストーリーを進めたい派も攻略本がなくても効率よく進められる。
▲マップが完全に分かる。
ボス戦に挑む前にはかならず進むか、まだ進まないかという表示が出てきて教えてくれる。
ここまで親切だと分りやすすぎを超えて感動的ですらある。
操作は移動したい場所をタッチしていくタッチ操作と、十字キーで動かす操作の2種類。
タッチ操作は障害物をある程度避けつつ目的地に移動してくれ、押しっぱなしだとその方向に自動で移動。片手で操作していてもストレスないレベルで他のケムコ系のRPGとくらべても使いやすい。
▲右上の宝箱をタッチするとちゃんとそこまで動いで宝箱を開けてくれる。
写真ではコントロールパネルがくっきりと表示されているが、オプションで透明度かえられるので見た目にも邪魔にならない上、配置も変更できる。
親切なだけでなくゲーム部分もかなり凝っており、主人公3人はレベルアップで成長するだけではなく、それぞれ特徴を持っている。
レーアは[アーツ]という覚えた技を組み合わせることでコンボを作れる。
ラウドは工房で改造することで基礎能力をあげたり、スキルを追加が可能。
独特なのはモンスターと戦うことでモンスターの特徴を学習して[スタイル]を変更できるユイニカ。
スタイルはノーマル、ビースト、プラントなどなどモンスターの分類だけ存在し、それぞれにレベルがあり、能力が変わる。
キャラクターを成長させる楽しみがあるし、実際に育て方で戦闘が楽になる手応えもある。
タッチ操作なら片手でもできるぐらい快適で、ルートの直球さ、戦闘や成長にが楽しくなるシステム、迷わないナビなど全てがかみ合っていてやめるタイミングを見つけづらいRPG。
あまりに親切すぎて1日でクリアしてしまい、プレイ後は「やらされてしまった」というぐらいの印象。
クリアまでは7時間程度と短いものの、クリア後は強くてニューゲームやハードモードの追加、隠しダンジョンに裏ボスがいてもっと楽しむことも可能。
800円という価格分はきっちり楽しめる。
特に難点はないが、ストーリーはケムコのRPGということで期待しないほうがいいか。
あえてサプライズは一切無い展開にしているのはわかるが、イージー・ノーマル・ハードという難易度で何かしらの変化をつけても良いようには感じた。
RPG 最果ての騎士の詳細・DLはこちら(itunes)