
タイトル | METAL SLUG 3 |
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ジャンル | アクション |
価格 | 600円 |
アプリ内購入 | なし |
日本語対応 | なし |
販売元:SNK PLAYMORE | Version:1.0 | GameCenter:実績・ランキング | 対応機種:iPhone / iPod touch / iPad |レビュアー:トシ |
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テンポよく敵がやってくる山場の連続で盛り上がるアクション、緻密なドット絵のアートなど、当時のアクションゲームとして最高峰といって差し支えないクオリティで、ゲームセンターが格闘ゲーム一色だった1990年代中盤においても、どこにでも置かれている人気作品になった。
当時、私も1コインクリアできるまで頑張ったものだった。

▲ミリタリーアクションです、一応。
その最高峰アクション『メタルスラッグ』シリーズ中でも『メタルスラッグ3』は大量の分岐、派手すぎる演出、伝説となった最終ステージ…などなどシリーズでも最高峰と押す声が高い1作。
移植をしたのはiPhone版の『R-TYPE 』『64th Street』など過去のゲームを移植することを専門にしている「DotEmu」なので、移植度も問題なし。

▲キャラクターセレクトだけ、画像が変わっている
ゲームは、バーチャルスティックとジャンプボタンで移動し、攻撃ボタン・手榴弾ボタンで攻撃を行う横スクロールのアクションシューティングゲーム。
基本的には銃を撃ちながら敵を倒していく。
難易度は高いが練習すればクリアできるようになる、アーケードスタイルの「何度もやってノーミスクリアを目指す」ゲーム。
巨大な敵や怒涛のしかけが押し寄せる展開は今プレイしても見事。
食べ物を食べ過ぎて太ったり、ゾンビに襲われて自分もゾンビになってしまったり、強力な戦闘マシン「メタルスラッグ」に乗って突き進んだりと、ステージごとに変わった展開があって飽きることがない。

▲動きは遅くなるが「吐血ボム」が強いゾンビ。
火星大王っぽいボス、凍土から復活するマンモス、なぞの宇宙人など悪ノリやパロディも満載で、ゲーム以外でもお楽しみ満載だ。

▲火星大王!?
「3分で楽しめなければ失格」というアーケードゲーム文化の極みといえるだろう。
フリーミアムの隆盛で「同じ素材でゲームをどれだけ繰り返させるか」に主眼を置いているゲームが多い中、対局に位置する構造だ。
職人芸がこれでもかと炸裂し、未だにその最高峰と言われるドット絵もいまだ色褪せない素晴らしさ。
コミカルな動き、細かいアクションや、派手な爆発などなど、ドット絵の素晴らしさがそのままゲームで敵を倒したり、攻撃するときの爽快感に繋がっている。

▲巨大ボス!爆風!派手なアクション!
全体として、ゲーム部分だけを見ると未だに最高峰と言ってもいいだろう。
iOS版では全ステージを通しでプレイする「ARCADE」、各ステージを単体でプレイする「MISSION」、ゲームの史料が見られる「GALLERY」の3モードがある。
さらに、ゲームセンターの雰囲気を再現する「LINE ON/OFF」(昔のモニターの走査線を再現)やドット絵のスムージングを切り替えられる機能など当時の雰囲気を再現するオプションがあり、アーケードゲーマーへの配慮もバッチリ。

▲LINE100%でゲーセン気分。
難点はやはりタッチパネルでは操作がやりづらいこと。
バーチャルスティックものとしてはプレイしやすい方ではあるものの、コントローラーには劣る。
iPhoneだと指で画面が隠れてしまってかなり厳しい。
オプションでボタン配置を変えられるが、それでも大変。

▲右端に敵がいなければいいが、いると攻撃ボタンと重なって見えない。
iPadであれば、操作に少し難があるものの十分楽しめる。
クレジットが5個あるので「15機でクリアするのを目指すゲーム」として楽しむのがオススメだ。
昔を懐かしみたいプレイヤーはもちろん、きっちり攻略していくタイプのアクションゲームを探している人にもオススメ。
評価はiPadなら3.5、iPhoneで2.5としたい。
METAL SLUG 3の詳細・DLはこちら(itunes)
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