タイトル | Rise to Fame: The Music RPG(iPhone) Rise to Fame HD: The Music RPG(iPad) |
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ジャンル | 音楽RPG |
価格 | 85円 / 170円 |
アプリ内購入 | 通貨購入(ゲーム内入手可) |
日本語対応 | なし |
販売元:Entertainment is My Life B.V. | Version:1.0 | GameCenter:実績 | 対応機種:iPhone / iPod touch / iPad | レビュアー:トシ |
ライブを上手くRPG風戦闘に置き換えている |
単純にBGMを鳴らすのではなく、格パート別々に鳴っているこだわり |
ライブっぽい雰囲気が出ている |
展開が単調になりがち |
「テレビから声がかかる日も近いぞ!」
『Rise to Fame: The Music RPG』はそんな会話が似あう、ロックバンドの成長をテーマにした音楽RPG。
そんな会話が似合う場末のライブ会場からスタートして下積みを重ね、実力を磨いて大ホールでのギグ(くどいようだがライブのこと)を成功させる目的だ。
「The Music RPG(音楽RPG)」の名の通り、このゲームではギグがそのまま戦闘になっている。
まずは、ライブ前にステージの様子を確認。
画面左下のアイコンが観客(=敵)の使ってくる妨害攻撃。
ギグでは様々なスキルを駆使して観客のテンション(右側のゲージ)を最高まで盛り上げると勝利となるリアルタイムバトル。
観客のテンションは画面下にあるスキルをタッチし、MOJOゲージ(黄色のゲージ)て使うことで上げられる。
特にギターはゲームで言えば戦士。
破壊力のあるフレーズで観客のテンションを上げるのが得意で、奥義ギタースマッシュはギターをへし折って再起不能になる代わりに、観客のテンションを一気に上げる。
もちろん、観客も黙ってやられてはいない。
ステージの外に妨害アイコンが出たら攻撃の合図。
緑のゲージが満タンになると、ステージに様々なものを投げつけてくる。
ギグは戦い、気を抜いたら即死だ。
こんなときはドラムの出番。
観客をドラムの音で麻痺させたり(いいのか)、音圧で仲間を守って妨害攻撃の効果を無視する。
他にもボーカルはバンド全体の能力を底上げして攻守に活躍するし、ベースは回復技を得意とする僧侶的存在。
「ベースはバンドの下支え」と言われていたのはそういう事だったのか!
全体として、ほどほどに緊張感のあるバトルが続くので楽しめるし、負けても装備を整えればなんとなかなるバランス。
バンドを経営すると言うよりも戦うだけだが、十分楽しめる。
さて、妨害をかわしてギターソロをぶち込み、ギグを乗り切ると経験値とお金をゲットして控え室に戻ることができる。
控え室では「SHOP」で新しい楽器・衣装を、「SKILLS」で新しいスキルを購入して次のギグに備えてパワーアップ可能。
こうしてライブを繰り返し、レベルが一定まで上昇するとより大きなステージと契約することができる。
ステージにはライブハウス、野外、果ては墓場まで7種類(+おまけ1ステージ)。
もう1つ書いておきたいのは「The Music RPG」の名前に恥じぬ音に対するこだわり。
単にお馬鹿っぽいバトルがあるだけではなく、ボーカルがスキルを使っている間は歌だけが途切れたり、ギターソロを使うとBGMからギターだけが消えたりと音に対する芸が細かい。
曲のサビ前に「カモーン!」とボーカルに言わせてみたり、曲間にギターソロを入れるなどのお遊びも可能だ。
スキルによっては音全体にエコーがかかったり、ライブ感をよく出している。
バトルだけなら「ああ、おバカゲーね」で終わっただろうが、この演出のおかげで救われている。
難点は単純に効率良くスキルを使って勝つのが一番の攻略方法なので、曲の流れを無視して観客にダイブしたり、シンバルを叩くなどのスキルを使わなければならないところ。
攻略方法が確立してくると、展開が単調になりがち。
曲をライブ風にアレンジできていたらもっと面白かっただろうに、とも思うがさすがに難しいか。
ギターを最後に折るのは観客のテンションを上げきるため、ドラムがやたらにシンバルを叩くのは観客を威嚇するため、などなど、ロックバンドの真実がわかるこのゲーム、ギグの勉強を兼ねてプレイしてみてはどうだろうか。
いやはや、ロックバンドがこんな大変なものとは知らなかった。
Rise to Fame: The Music RPGの詳細・DLはこちら(itunes)
iPad版Rise to Fame HD: The Music RPGの詳細・DLはこちら(itunes)
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