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レビュー:あざらし

azarashi
タイトル あざらし
ジャンル ミニゲーム
価格 85円
アプリ内購入 なし
日本語対応 あり
販売元:Studio Pixel | Version:1.01 | GameCenter:ランキング・実績 | 対応機種:iPhone / iPod touch / iPad | レビュアー:ES@激辛
評価:2.5(価格相応に楽しめる)
「洞窟物語」でも見せた可愛いドット絵
タッチ1本のシンプルな操作
プレイの度に上達が実感できるスコアアタック
あくまで「ミニゲーム」・やりこみ要素は少ない
「アニメまたはファンタジーバイオレンス」な表現を含む
(バージョン1.01時点では)ネットランキング非対応
「開発室Pixel」と言えば、このゲームキャストでもご存知の方が多いでしょう。
フリーゲームとして人気に火が付き、現在はNintendo DSにも移植されているアクションゲーム『洞窟物語』の作者です。
同作は、アメリカの会社NICALiSの手でMac Appに移植されています。
しかし、Mac Appは据置機専用。
iPhoneやiPadには対応していません。
『洞窟物語』のステージ構成からして、「ジャンプした瞬間逆方向に切り返す」などの高度な操作を要求されるものなので、素早い指の移動が難しいタッチパネルでは、どうしても限界が出てきます。
それならば、レバー操作のいらない作品ならどうか…開発室Pixelの作品は『洞窟物語』だけではありません。
作品の中には、短時間にカジュアルに楽しめるものも数多くあります。
その中の一つが、作者自らの名義でiPhone/iPadに移植されました。それが『あざらし』です。
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『あざらし』のルールは単純。いわば「落下する棒を素早く掴む反射神経ゲーム」。
落下するキーホルダーの輪っかを、ダーツで止める…ただそれだけのシンプルなミニゲームです。

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ただし、そのタイミングはシビア。キーホルダーが落下してからタッチを受け付ける時間は1秒もなく、完全に落下すると得点が得られません。
かと言って、落下を始める前にタッチしてしまうと…上図の「アニメまたはファンタジーバイオレンス」な状況になってしまいます。

「落下するキーホルダーをタッチする」という操作性のため、タッチパネルとの相性も抜群。
逆に言えば、ゲーム性は「素早くタッチする」ただ一つのみ。「洞窟物語」のようなストーリー性や隠し要素を期待できる作品では、流石にありません。
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ちなみに、iPhone/iPad移植に際し、グラフィックは完全に書き下ろされています。
Windows版の画面(上図)と比較すると、その差は一目瞭然です。
※ Windows版は、2012年現在でも「開発室Pixel」のサイトからダウンロード可能です。
また、最終的なスコアに応じて缶詰やトロフィーなどを集めるヤリコミ要素、プレイ内容に応じてキーホルダーが増えるコレクト要素が追加されています。
ですが、あくまで「ミニゲーム」。何時間ものプレイに耐えられる作品ではありません。

『洞窟物語』レベルを期待していると肩透かしを食らう作品ですが、「ちょっとした待ち時間にプレイする」ゲームとしては優れています。
プレイ時間は1ゲーム1分未満。
左上のボタンで中断(捨てゲー)もできるため、いつでも「キリのいい所」で終わらせられます。
あくまでカジュアルゲーム。
「ゲーマー向け」の作品ではありません。その点はご容赦のほどを。

スタッフコメント
トシ:
やり込み要素は少ないが、85円のゲームならこんな感じ…というところ。
個人的には可愛いので好き。
あざらしは、今後出る作品の実験として作られた側面もあるとのことで、Pixel開発室の次回作にも期待したい。

あざらしの詳細・DLはこちら(itunes)

動画


関連リンク:
Mac版洞窟物語Cave Story+の詳細・DLはこちら(itunes)