タイトル | Triple Townの詳細・DLはこちら(itunes) |
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ジャンル | マッチ3パズル |
価格 | 無料(実質600円) |
アプリ内購入 | 製品版600円・コイン購入(ゲーム内でかなり入手可能) |
日本語対応 | なし |
販売元:Hutch | Version:1.01 | GameCenter:ランキング・実績 | 対応機種:iPhone / iPod touch / iPad | レビュアー:トシ |
マッチ3パズルと配置パズルを合わせた戦略性 |
効果音が気持ち良い |
コインを消費してタイルを購入する要素がゲーム性を損なう |
『Triple Town』は街づくりを題材にしており、6×6のマス目にタイルを配置していって街を建設する。
同じ属性のタイルを隣り合わせて3つ以上並べると合体し、より上位のタイルになるのがこのゲームの面白いところ。
草タイルを3つ揃えれば茂みに、茂みは木に、木は家に…と、どんどん上位のタイルになる。
面白いのはマッチ3パズルにとどまらず、スペースを上手に使う配置パズルでもある点。
上位のタイルになるほど色々なタイルをマッチさせるスペースが必要になるので、「城を作るには街タイルが3つ必要で、街は家3つだから、ここにスペースを確保して…」というような作戦を練ることになる。
タイルは基本となる「植物・家系」、敵キャラクターとなる「クマ」(開いているスペースにランダムに1マス移動する厄介者)、さらに厄介な「鎧クマ」、どんなタイルでも2つ以上に隣接していればつなげてくれるジョーカー敵存在の「クリスタル」、どんなタイルも取り除く「インペリアルボット」の5タイプ。
また、画面左上の皿のマスには好きなタイルを置き、自由に手持ちのタイルと交換できる。
クマは全く移動できないように閉じ込められると墓になり、墓が集まると教会へ、最終的には宝箱(タップすると500コインゲット)に。
クマを上手な位置で仕留めるテクニックはこのゲームの鍵になる。
そして、たったこれだけだがひたすら地味に楽しい。
マッチした時の効果音が気持ちよくてマッチさせるのが止まらないし、うまく天空城を作れたときは手を叩きたくなる楽しさ。
そんな調子で全てのマスが埋まるまで続け、最終的に作った街に対して得点が算出される。
Facebookで人気になるのもうなずける病みつき加減。
しかし、気になるのはゲーム内ショップ。
なんと、特定のタイルをゲーム内で入手するコインで購入できてしまう。
数に制限はあるが、これはやや寂しい。
普通にゲームしてもコインはたまるが、使い放題とは行かないのでハイスコアを目指すと「コインが溜まっている時のプレイが本番」という状況になる。
1ゲーム内で指定回数使い放題か、まったく購入できないかのどちらかにして欲しかった。
これがなければ完成度は格段に高くなったはずなのに。
安易なフリーミアム、追加課金要素はゲームに傷をつけるという典型。
そして、このゲームの無料部分はいわば体験版。
決まったターン数までしかプレイできず、追加のターンはコインか現実時間の経過で回復を待つ必要がある。
ターン制限をなくすには600円(記事執筆時、350円セール)の追加購入が必要になる。
が、初期のターンと手に入るコインの範囲で面白さは十分体験できるだろう。
私としてはもう、購入ためらう必要がない程度に楽しめた。
ゲームの評価は600円と考えても3.0としたい。
無駄なアプリ内購入がなければ迷わず3.5以上だったのだが。
Triple Townの詳細・DLはこちら(itunes)
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