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レビュー:開店デパート日記

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タイトル:開店デパート日記
ジャンル:デパート経営シミュレーション
価格:450円
販売元:カイロソフト | Version:1.0 | GameCenter:なし(独自ランキング対応) | 対応機種:iPhone/iPod touch

トシの評価:3.0(面白い)
+ちょこまか動き回るキャラクター
+デパート経営の雰囲気
+やめどきがわからない中毒性
-よくも悪くもいつも通り
-今までのゲームをやりこんでいる人には簡単すぎる

開店デパート日記の詳細・DLはこちら(itunes)

お馴染みカイロソフトの最新作。
内容の方もお馴染みの経営シミュレーション。
ちびキャラがどんどん動く賑やかな姿を見ながら、どんどんデパートを拡大していくのはひたすら楽しくてやめどきが見つからない。
ただ、今回は難易度が低いので今までのゲームをやってきたファンは物足りない可能性もあり。

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携帯からやってきて立て続けにヒットを飛ばし、「ゲーム発展国++」、「湯けむり温泉郷」は海外展開も成功して今や世界クラスのメーカーと言って過言ではないカイロソフト。
国内では海外展開していない作品も積極的に携帯から移植しており、「名門ポケット学園2」がヒットを飛ばしている反面、「ワクワク!まんが道場」や「ワイワイ!ゲーム販売店」がいまいちだったりでまだ販売方法を模索中といった感じだろうか。

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そんなカイロソフトの iPhone 最新作はデパート経営シミュレーション、開店デパート日記。
プレイヤーは新規開店したデパートの経営者として小さなデパートに次々と店舗をオープンさせ、巨大な五つ星デパートにするのが目的。
最終的には15年でどれだけ稼げるかを競う。

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現実のデパートで食品は地下、肉屋の横は魚屋などの定番があるが、このゲームでもそういったセオリーが重要。
食品系店舗は地下と相性が良いなど店舗と全て設置階のとの相性があり、特定の店舗を3つ連続で並べと、階相性とは別に大幅に店舗のパラメーターがアップする「専門フロア」になることで、デパートのセオリーを再現している。
人気店舗の横に人気の無い店舗を配置すると人気店舗に来たついでに人気の無い店舗のものも売れるとか、上から下に客が下りてくるので人気店舗ほど上に配置していくとか、ゲームのルールがだいぶ現実的。

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客によって「雑貨屋」が好き、「ブランド店」が好きなど様々な好みがあり、好きな店舗の品質が一定以上に上がると「常連客」になってお金をくれたり、新しい店舗を紹介してくれるなどの特典があるので、バランスよく開発していことも重要で、やはり現実的。
とは言え、お客さんは子供でもカジノで1000万円買い物するなどだいぶぶっ飛んでいるのは、ゲーム的で見ていて楽しい。
このあたりはいい感じにデパートゲームっぽいと言えるだろう。

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この店舗配置の他にもフロア店員配置、店舗のレベルアップや新サービスの開発で店舗のパラメータが上がっていくが、「価格」、客がより付きやすくなる「評判」、1人の客がまとめ買いしやすくなる「品質」、1月に売れる商品数「在庫」の要素があり、このあたりをどう上げていくかがプレイヤーごとの戦略になってくる。


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さて、デパートに店舗が揃っても客がそもそもこなければ意味が無い。
規模に応じた客がいなければ赤字になってしまうので、客を呼び込むために「投資」を行うことも重要。
投資して周辺地域を開発することで、新しい客を呼び込むことができる。
投資の条件に客の要望があるので、店舗を強化して投資して、また店舗を強化して…というサイクルでゲームが進み、一定の条件を満たすとデパートがランクアップ。

このサイクルがひたすら続いてやめどきが見つからない、中毒性の高いお馴染みカイロソフトゲームに仕上がっている
ただ、やりこんでみると破産することはまずない設計、設備の再配置な新設機能付き(これも賛否両論かと思う)が可能なのもあって理想の配置ができるまでが早くて難易度はかなり低い。
カイロソフトのゲームを多くやってきたプレイヤーだと、簡単すぎると感じるかが評価の分かれ目になりそうだ。

確かに面白いのだが、毎回完璧な楽しさを求めてしまうのはカイロソフトに期待しすぎているからかもしれない。
私は好きだが、同時に簡単すぎるとも感じた。
名門ポケット学園2が難しすぎたならこのゲームはひたすらハマる。
逆に名門ポケット学園2が適正だったなら今回は見送ってもいいのかも。