レビュー:ISUD
タイトル:ISUD
ジャンル:シューティング
価格:115円
ディベロッパー:Suwitcha Sugthana | Version:1.1 | GameCenter:なし(open faintは有)
ISUDの詳細・DLはこちら(itunes)
トシの評価:3.0(面白い)
+操作性と見やすさが良好
+初心者からも段階的にチャレンジできる配慮
−ゲームセンター対応なし
ISUDは弾幕シューティングのボス戦だけを切り出したシューティングゲーム。
ステージを選択してひたすらボスと戦って行くハイスコア狙いの避け重視シューティング(というよりも避けゲーム)。
倒れるたびに難易度が下がる難易度調整システムで初心者でも入門でき、上級者はハイスコアを狙って地獄の弾幕に挑戦できる。
弾幕に興味があれば安い上に質がそこそこ良いのでおすすめ、そうでなければ回れ右。
わかりやすく、よくできたゲームだ。
お手軽弾幕シューティング
「ISUD」とは「It Shoots. You(U) Dodge」の略。
言ってしまえば「とにかくかわせ」ということで、その名の通りひたすらに弾幕をかいくぐってボスを倒して行くシューティングゲーム。
プレイヤーの操作は指の移動に合わせてついてくる相対操作での移動、ボムを使うことだけでシンプルな設計になっている。
次期のあたり判定は赤い点でわかりやすく示してあってわかりやすいし、指の置き場もきっちりあるので非常にプレイしやすい。
メニュー画面からステージを選択するとそこはボスの待つステージ。
エキゾチックな独特の色使い、美しい弾幕が目を引く。
激しく弾幕を張るボスのHPゲージを空にすると、変形してさらに厳しい弾幕で攻撃してくるので、最終形態になるまで戦って倒す必要がある。
弾幕の見栄えといい、ボスをひたすら追いつめるゲームといい、インディーズゲーム、東方シリーズの影響を見て取れる。
ボスを倒すごとに中断する、1ステージ(ラストステージ以外なら5分程度で攻略できる)が短い事といい、お手軽にできるのが携帯ゲームとしていい。
後半の難易度は高いが、「同じステージで1回ゲームオーバーするごとに自機が1機増える」というシステムのため、いつかクリアできるのも特徴で、プレイヤーの腕に応じて楽しめるようになっている。
段階的に狙えるスコア稼ぎが熱い
シューティングと言えばスコアアタックだが、このゲームのスコアアタックは熱い。
このゲームはボスの難易度に応じて撃破時の得点が上がるシステム。
難易度はA〜Cまでのステージ選択でも決まるが、1回死ぬごとに下がって行ってしまう。
つまり、死なない事がハイスコアにつながる。
無事、死なないでボスの1形態を倒せれば「Perfect」と表示され、ボムが1つもらえるのもポイント。
ボムを効果的に使ってPerfectをとって行けば、どんどんハイスコアが伸びる。
腕に自信があればボスにとどめを刺すとき、ボスの周りにいる円の中に入って「S.U.D. BURST」を狙える。
倒す瞬間に円の中にいるだけで(というには近すぎて恐ろしい距離だが…)ボス撃破の得点が2倍。
「ボムで弾を消してS.U.D BURST」を狙うのも可能な上、S.U.D. BURSTで敵を葬るとボムが1つ増えるのでどんどん狙って行ける。
さらに腕に自信があればNO BOMB…つまり、ボムを使わない事で究極のハイスコアを目指せる。
Perfectとって、ボム使わないほど難易度も上昇して行くので、ボムを使えないタイプのシューター(一部のシューターはハイスコアを狙うあまりボムを使えない秒にかかる)はもう、死にまくって発狂するのではないだろうか。
段階的にプレイヤーの腕に挑戦するシステムが憎い。
欠点を挙げればGame centerではなくOpen faintのみ対応というところ。
これはちょっと惜しい。
気軽で安いオススメ良品
難易度は A〜Cの3段階、ボスは4種で最終面にあたるステージ5は今までのボスが全て出現するボスラッシュという構成で、はっきり言って敵の種類自体は少ない。
が、20種類程度の弾幕と3種類の難易度と考えるとボリュームは十分。
初心者でもやっているうちに自機が増えるのでクリアに迎えるし、得点システムも段階を追ってハイスコアを狙って行けるわかりやすい親切設計。
片手プレイ時はボムが使いづらいが(両手ならば問題ないが、手軽にプレイしたいので片手で全て賄いたかった…)、値段と比べてお得なお手軽弾避けゲームになっている。
公式のムービーを見て、楽しめそうと思ったら試して損のない1作。