その名の通り戦術が楽しい タクティクス・マジック ~ 戦術カードバトル ~
タイトル:タクティクス・マジック ~ 戦術カードバトル ~
ディベロッパー:MIYAMOTO HIROTAKA
プレイ時Version:1.0
ジャンル:戦術カードRPG
価格:450円
タクティクス・マジック ~ 戦術カードバトル ~の詳細はこちら(itunes)
名前からして戦術カードゲームの直球の一作。
プレイヤーは魔王を倒すため、カードバトルを繰り広げる。
RPG+カードバトルといった感じで、プレイヤーを強化しながらひたすらカードバトルで突き進む。
どんなゲーム?
カードバトルで敵を倒して進み、最終的に魔法を倒すことが目的のカードバトルゲーム。
敵を倒して進むだけなのだが、キャラクターの能力、戦術プレートと呼ばれるバトルスタイル、それにカードの読み合いが加わり戦略性の高く楽しいゲームに仕上がっている。
ここではごく簡単にカードバトルに関連する3要素を説明する。
1・キャラクターの能力
レベルに応じてキャラクターの能力がRPGのように変化する。
攻撃・命中・防御・回避・早さ・魔力の6つの能力があり、バトルではこの能力が基本になる。
2・戦術プレート
装備と職業を足したようなもの。
攻撃力などの能力にボーナス(時にマイナス)が付くほか、スペルカードが使えるようになる。
スペルカードはバトル中に使用できる魔法のようなもの。
使用すると大きく能力が変化するため、戦術の核になる。
必ず5つ選択する必要があり、選択した順番で毎戦闘ターン装備が切り替わる。
3・カードバトル
合計10枚のカードが配られ(最初のターン10枚、以後最大5枚)、トランプを各能力値に足してバトル。
例えば、攻撃力を決めるのは
キャラクターの攻撃力+戦術プレートボーナス+トランプの数字
といった具合。
まず、敵との戦闘前にどの戦術プレートをどの順番で使うか考えて装備する準備段階が楽しい。
この選択によって先手をとってひたすら攻撃する、後攻を取って耐えて一撃必殺、敵攻撃を完全回避して少しずつダメージを与えるなど多彩な戦術がとれる。
回復魔法で持久戦というのもありだ。
そういった作戦タイムが楽しいのもカードバトルの楽しさあってこそ。
バトルではトランプを出す順番の駆け引きがかなり熱い。
敵、自分共に1枚ずつ、すきな能力値にトランプの数値を加算していく(1つの能力値に加算できる枚数は制限がある)のだが、大抵の場合相手の数値を上回らなければ意味が無い。
例えば、敵の攻撃力が50だったら防御が50になるようにしてやれば相手の出したトランプを効率よく無力化できるわけだ。
どうすれば相手より有利になるか、有利にならないならトランプ消費枚数を抑えて次回以降のターンに繋げられるか、常にリスクとリターンを突きつけられる。
戦術プレートを選択しての準備、カードバトルを楽しみ、敵に勝って新たな戦術プレートを入手してまた次の敵に備えて装備、とゲームのサイクルもきっちりできており楽しめる。
ルールが複雑で分かりづらいのが難点だが、カードゲーム的な戦闘が好きならばおすすめのゲーム。
トシの評価(5段階)
見た目とタイトルで敬遠していたが、予想外に面白くて驚いた。
カードゲームが苦手な人はLV上げをすれば難易度は下がっていくのでクリア出来ないことはない。
ただ、ルールを知ってきっちり楽しんだほうが確実に楽しいので最初にチュートリアルでルールを理解して欲しい。
カードの駆け引きの楽しさがはっきりわかるはずだ。
個人的にはこのバトルを受け継ぎつつ、RPG的な要素を足したりボリュームアップした作品を遊んでみたい。
発売記念の230円(執筆時)の今ならお得。
総合:3.0(面白い)
+戦略性のあるカードの駆け引き
+戦術プレートで戦法を決める楽しさ
-ボリュームが少し少ない