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Apple、円安を反映してアプリ価格の約30%値上げを告知。2022年10月5日より適用

急激に進む円安は、アプリ価格の高騰ももたらす。
Appleは、2022年10月5日よりアプリ価格の改訂を行うことを発表した。
App Storeでは開発者が自由に価格をつけられるのではなく、“Tier”という値を定めると、それに応じた価格が自動的に各国の通貨で算出される(実質的にドル基準で動いていると言っていい)。
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上図は公式に公開された価格表で、これまでならTier1は120円だったが、10月5日以降はTier1が160円、つまり約33%の値上げになる。
「いつアプリ価格に反映されるか」と言われてきたが、最小単位で見るといきなり33%の値上げ。
実際に見るとショックは大きい。

Tierごとに値上げ幅には差があるので、現在の価格との比較表をまとめてみた。
値上げ幅にはばらつきがあり、表にした部分を平均すると約30%の値上げとなる。
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通例、価格変更時には海外のアプリはそのまま値上がりし、日本のアプリは値上がりした後に価格をもとに近い状態まで戻すことが多い。
そのため、Appleの値上げ直後に日本で運営されているゲームのアプリ内購入アイテム(ガチャ用の石など)や『ドラゴンクエスト』などのアプリ価格が急激に高騰して見えることが多いが、しばらくすると多くの場合は元の価格に近い状態まで戻ることが多い。
2019年の『プリンセスコネクト!Re:dive』などはこんなお知らせを出している

『崩壊3rd』のように価格改定に合わせて調整した結果、ガチャ石が(わずかに)値下がりするケースもまれにある。

これほど大規模な価格改定は過去に見ないので今回も同じようになると保証はできないが、いわゆるソシャゲ(とくに日本でしっかり運営されているもの)に関しては急いで課金しなくても価格は戻る可能性が高い。

逆に海外アプリは素直に値上がりする傾向があるので、欲しいものがあれば今のうちに買っておくといいだろう。

関連リンク:
Apple公式・価格改定表