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あなたが見逃しているかもしれない、2021年2月のスマホゲームたち。狂った譜面のリズムゲーム、インディー系ソシャゲ、300円で遊べる本格RPGまで

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現在、1ヶ月に1万本近いスマホアプリがストアに登録されているという。
そんな状況では、ゲーム機移植作品や予算の大きいゲームはともかく、宣伝が少ないゲームは見逃しがちだ。
そこで「あなたが見逃しているかもしれないゲームたち」という名前で、インディーゲームや小粒な良作ゲームを毎月5本、紹介していく。
今回は2021年2月分。

Orzmic (App Store 無料 )

ノーツとマーカーが重なったときに画面をタッチする普通のリズムゲーム……と思いきや、譜面がむちゃくちゃトリッキーな動きをする。
両親指でプレイするスマホリズムゲームのスタイルは完全否定。
タップ位置が縦横無尽に動きまくる。
すごく新鮮な動きを楽しめるので普通のリズムゲームに飽きていたらどうぞ。
Android版はapkで配布していてセキュリティ上危険な可能性があるため記載していないが、公式Twitterなどから見つかる。
遊ぶ場合は自己責任で。

MistWorld-TA (App Store 370円)

スマホ初期から続くRPG『Mistworld』シリーズの新作。
今回はクォータービューの3Dフィールドを探索するゲームで、エンカウント式の王道システムRPG。 操作にやや難がある(移動が慣れないと結構やりづらい)が、覚悟を決めて遊ぶとなかなか楽しい。
フィールドに宝箱山盛りだし、調べてメッセージが用意されている場所は多いし、バトルでもすべての敵にユニークドロップが用意されていて、コレクションが楽しかったりする。
もちろん、ユニークドロップアイテム自体も強力で、偶然手に入れたアイテムでサクサク進行するなどの体験も良し。
価格に対してかなりぎっしり詰まっている。

少女キャリバー.io (App Store 無料 / GooglePlay 無料)

大勢のプレイヤーがいるフィールド上で戦って、他のプレイヤーを倒すほどに報酬が得られるバトルロワイヤル・アクションゲーム。
特徴的なのは、フィールドにころがっているパワーアップアイテムを集めるほどキャラクターが巨大化して強くなることで、このパワーアップ加減がとてつもない。
バトルロワイヤルでもアクションRPGジャンルでは、キャラクターの育成で負けていると勝つことが難しい。
しかし、本作ではフィールドでアイテムを集めて強くなればジャイアントキリングも可能(しかも報酬もでかい)。
ただし、フィールド最強になると他のプレイヤーに(ボス的な存在として)狙われるようになるので、気軽に倒したり、倒されたりを楽しめる。

ゲームシステムは『.io』系をはカジュアルで遊んで終わりだが、これは倒しただけアクセサリが手に入るので、他のプレイヤーに狙われ始めてから倒されるまで粘るのも楽しい。
慣れないうちに強者に倒されると課金ゲー思えてしまうが、遊び込むとかなりの強者も倒せる(というか、そもそも最初にプレイヤーを倒す強者もパワーアップした初心者だったりする)ので、テクニック重視・プレイ自体が面白いゲームを探しているならお勧め。
「これってソシャゲじゃないの?」と思われるかもしれないが、開発元自体も小さい(キャラクター数も少なめ)インディー系運営ゲーム。

脱出ゲーム クローズドサークルからの脱出 (App Store 無料 / GooglePlay 無料)

謎の建物から脱出するアドベンチャーゲーム。
建物内には複数の人間が閉じ込められており、救出が遅れると次々と被害者が増えていく時間制限があり、マルチエンディングを採用。
画面タッチで移動し、気になる場所を調べ、アイテムを手に入れて要所で使用する普通の脱出ゲームではあるが、背後のストーリーまで作り込まれていて芸が細かい。

ティアーズレイン : TCG&ローグライク (AppStore 無料 / GooglePlay 無料)

戦士、僧侶、魔法使いの3人パーティーで敵と戦い続けるデッキビルド+ローグライク系のRPG。
3人それぞれに異なるデッキが用意されており、3人分のデッキ・装備を管理する必要があるのが特徴。
バトルが終わるたび新しいカードが手に入るが、戦士デッキを強化するか、魔法デッキを強化するか、バランスをとりながらゲームを進めるのが楽しい。

育成時に攻撃・防御・素早さのどれを伸ばすか任意で選択でき、カードの基礎能力を上げる攻撃(回復魔法なども攻撃力で計算される)か、耐える力か、行動回数をあげるか選択してデッキとカードの相性を合わせていく戦術も悩ましい。

また、バトルでは時間経過でカード使用に必要なAPがたまる方式を採用しており、高APカードは何ターンも待機してようやく使えるようになるので使用がとても大変。
プレイ感覚も他のローグライク・デッキビルド系と結構違うので、『Slay the Spire』系が好きなら試してみてもいいと思う。

以上。
気になるものがあれば遊んで、なければコメント欄で良いゲームを教えていただけると嬉しい。