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建物を配置してミニチュア島を作る1人用デジタルボードゲーム『MOAI - My Own Ark Island』レビュー。ソリティア的に遊んで、島の鑑賞も楽しめる1作

MOAI - My Own Ark Island (App Store 無料 / GooglePlay 無料)
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ランダムに配布される建物カードを無人島に配置し、限られた土地と建物カードを利用して町を作る1人用のデジタルボードゲームが登場した。
『MOAI - My Own Ark Island』だ。
ランダムな手札から良い町を作るパズルで頭を悩ませ、終わったあとは作り上げたミニチュア島を眺めて休む。
そんな小さなゲームが好きならこれはおすすめだ。

ゲームを始めると画面に島が登場する。
島の季節や大きさ、土地の高低などは毎回異なり、毎プレイことなる盤面を楽しめる。
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続いて配られる建物カードを島の平地にドラッグすると、指を離した位置にカードに描かれた建物が配置される。
島は3Dで描かれているので、建物を配置したら好きな角度から自由に眺められる。
それなりに建物を配置して眺めるだけで、『MOAI - My Own Ark Island』はわりと楽しい。
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▲建物カードは画面下にアイコンで表示される。詳細は長押しで見られる。

ただし、新しい建物を手に入れようと思うとパズルとしての側面が顔を出す。
建物を配置したとき、建てた場所によってスコアが得られ、そのスコアによって新しい建物カードが増えていくからだ。

建物には、スコアを得る条件が設定されている。
例えば、プレイヤーは最初に鍛冶屋(Blacksmith)と製材所(Lumber Mill)、2種類の建築カードから1つを選択して得られるが、鍛冶屋は近くに存在する石の数と同じだけ、製材所は近くに存在する木の数と同じだけスコアを得られる。
島の資源から逆算して取得する建築カードを選択する必要がある。
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また、建物同士の相性も存在する。
鍛冶屋や製材所は、近くに同じ建物があると資源を共有するためスコアが減ってしまうし、騒音を出す建物の近くに住みたい人間はいないので、近くに住宅をおくとスコアがマイナスになっていまう。
逆に、資材を貯める倉庫のような建物が近くにあるとスコアは大きく上がる。
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▲建物を配置したとき、取得できるスコアは配置前に確認できる。じっくりと選ぼう。

建物カードの補充にもスコアは重要になる。
建物を建てて一定数のスコアを獲得するたび画面下に“+”ボタンが登場し、これを押すとランダムな建物カードが配られる。
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▲カード補充時、広告を見ると別のカードの入手も可能。広告を見るとVIP向けの建物カードも手に入る。

カードを何回か補充した当たりから、『MOAI - My Own Ark Island』は格段に面白くなってくる。
序盤の建物配置は簡単だが、ランダムに建物カードが配られるせいで複雑度が一気にあがるのだ。
さきの鍛冶屋や製材所のカードがたくさん入手されたとして、単純にスコアが最大化するように島中に配置したとする。
すると、住宅カードが手札に来たとき、どう配置してもスコアがマイナスになってしまう。
このような相関関係が建物カード同士に設定されていて、なにげなく配置した建物が、後半になると大きな問題になったりする。
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そうなると畑を作ったり、風車を立てたりと、うるさくても文句を言われないような建物ばかり建てていくことになる。
建物は壊すことはできないので(住人の権利が強い島のようだ)、過去のツケが積み重なり、真綿で首を絞められるようにジワジワと配置が厳しくなっていく。
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あとは建物の効果範囲は球状なので、工場から離れた高い場所に住宅を建てたり、色々と苦しみながらもスコアを稼ぎ……。
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スコアが伸び悩み、新しいカードを入手できなくなると、あとはゲームを終了するしかなくなる。
そうなったら、終了前に一息いれる休憩の時間だ。
毎プレイ違う島が登場し、違う順番でカードが配られ、できあがる島も毎プレイ変わる。
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島との出会いは一期一会。
ゲーム終了すると島は消えてしまうので、思う存分眺めよう。
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満足するまで島を眺めたら、ゲーム終了のボタンを押すとスコアが経験値になる。
経験値が一定までたまるたび、新しい建物が手に入る。
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▲VIP課金(永続)をすると建物カードの種類が倍になる。が、基本的には無料で充分に増える。

そして、ゲームを終了すると新しい島が登場するので、またそこに建物を建てる。
これをひたすら繰り返すゲームが『MOAI - My Own Ark Island』だ。
ちょっと運要素は強いが、ソリティアのように1人で黙々と遊べゲームで結構気に入っている。

ただ、スコアを追い求めすぎると変な島ができることもあるのだけは文句を言っておきたい。
たとえば壁は本来島の外側を囲むものだと思うが……密集しているほどにスコアが上がるので、壁を横に厚く並べるのが最適解になってしまう。
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自分は興ざめなのでやらないが、もうちょっとこのあたりをどうにかしてくれたら、もっと良かったのに、と思う。
とは言え、無料でも充分楽しめるし、細かいことを気にしなければ雰囲気も含めて良いゲームなのでコンセプトに惹かれたらぜひ試してみて欲しい。

……と書いてきたが、この記事を書いた後に本作が Steam のパズルゲーム『ISLANDRS』に酷似していることがわかった。
『MOAI - My Own Ark Island』はスマホ向けに小さく作られ、バランスも違うので一応別のゲームとは言えるが、確かに基本システムはほぼそのまま。
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▲『ISLANDERS』のSteamスクリーンショット

『ISLANDERS』は、先ほど書いた壁が分厚くなる問題に対処されているし、より大きくて、より多彩な島を作れるので、本作が気に入ったらぜひ Steam で『ISLANDERS』も遊んでみて欲しい。
ISLANDERS (Steam)

プレイ動画:


概要:
建物を配置してミニチュアの島を作り上げるパズルゲーム。

評価:6(面白い)

おすすめポイント
自分だけの島を作って眺められる
建物の相性と、先々手に入れるカードを考えて配置するパズル

気になるポイント
作った島を保存したいが、できない
パズルとして突き詰めると変な島ができることもある
運ゲーと言えば運ゲー。

アプリリンク:
MOAI - My Own Ark Island (App Store 無料 / GooglePlay 無料)

開発:Fatline Games(?)
HP:https://www.fatlinegames.com/
レビュー時バージョン:1.0
課金:VIP730円。特別な建物が開放されるが、広告動画を見ても一時的に建物は使える。

ライター:寺島壽久(ゲームキャスト トシ)
ゲーム紹介サイト、ゲームキャスト管理人でゲームライター。
アクション、新しさのあるゲーム、旅を感じるゲームが好き。
Twitterでも情報発信中
2021.02.14 22:00 追記
ISLANDERSについて末尾に追記しました

 コメント一覧 (3)

    • 1. 通りすがり
    • 2021年02月14日 22:22
    • 2019年リリースのISLANDERSというPCゲームに非常に似てますね

    • 2. 通りすがり
    • 2021年02月15日 00:24
    • ISLANDERSのコメント書いたものですが承認制で掲載されないんですね
      ISLANDERSは開発段階から注目してたゲームだったので追記で紹介されただけでも良かったです
    • 3. 管理人
    • 2021年02月15日 01:26
    • ▼通りすがりさん
      大抵は数時間から2日程度で承認されます。
      手作業なので、1日か2日は間が開くこともあります。
      コメントから2分で掲載とかは無理です。

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