Amazon は、9月25年に行われた新ハード発表会にてクラウドゲームサービス『Luna』を発表した。
アーリーアクセスのサービスは US のみで、対応プラットフォームは、PC / Mac / Fire tv / iOS。
iOS に関してはMicrosoft の xCloud のように審査ではじかれたサービスもあるが、ウェブアプリ（ブラウザ）での提供になるため Apple のルール内での提供となるようだ。
Android版はリリース後に計画されている。
現在のところ、Amazon のもつ配信サービス Twitch との連携、他社が相乗りできるゲームプラットフォームとしての性質など、これまでのクラウドゲームサービスにない性質を持っており、ユニークプラットフォームと言えそうだ。
初期タイトルは100以上。
セガ、カプコン、Ubisoftなどのタイトルが並ぶ。
Amazn Luna Plus サービスは月額$5.99（アーリーアクセス中。スタンダードサービスについてのお知らせはない）。
Luna Plus は1080p / 60fpsをサポートしており、タイトルによっては4Kにも対応する（ネットワークの帯域は必要になる）とのこと。
さらに、ゲームメーカーは特別なチャンネルを作ることができ、登録者に特典を与えることができる。
すでに Ubisoft のチャンネルがやってくると予告されており、登録者は選択したゲームのアルティメットエディションDLCが手に入るようだ。
基本セットは Amazon の Luna＋でカバーし、そこにオプションで他社のゲームチャンネルに登録するのだろう。
ゲーム数はUbisoftのチャンネル含めて100以上のタイトルが用意されるとのこと。
また、Lunaのプレイには専用コントローラーが用意され、コントローラーはPCなどのハードではなく、ネットワークを通じて直接クラウドサーバーに接続。
操作の遅延を低減する（Google の Stadia と同じ仕組み）。
コントローラーは $49.99。
さらに、動画配信サービスの Twitch と連携し、ゲームしながら配信を見たり、配信からゲームへ移動することも可能。
これは想像だが、攻略動画を見ながらゲームを進めたり、お気に入りの配信者がやっているゲームをすぐさま遊ぶ、なんてことができそうだ。
かつて Google が Stadia を発表したとき、youtube との連携なども考えていると言っていたが……Amazon に先を越されてしまった格好となる。
まだサービス時期については明かされていないが、注目すべきサービスの1つになりそうだ。
関連リンク：
Amazon Luna – Cloud gaming service