車田正美さんの人気漫画『聖闘士星矢』の基本無料ゲーム『聖闘士星矢 ゾディアック ブレイブ』にて、1988年に発売されたファミコンゲーム『聖闘士星矢 黄金伝説完結編』を復刻し、プレイさせる珍しいイベントが開催されている。
同作内では、現在グランドオープン3周年イベントを行っており、これはその一環となる。
ちなみに、いつものゲームはこんな『ヒーローチャージ』系のゲームである。
車田正美風の王道演出を「これでもか!」と盛り込んでおり、ファンにはたまらない代物。
そして、今回の肝となるファミコン版だが、ゲームに無理矢理もう1つのゲームを実装するリスクを避け、ゲーム内のイベントお知らせからURLをコピーしてブラウザに貼り付けるとスマホでプレイ可能となっている。
ゲームはイベント用にアレンジされており、全プレイヤーがゲーム内で稼いだコイン総数によって、『ゾディアックブレイブ』内でアイテムがもらえるものとなっている。
アレンジとはいえ、懐かしさを感じるには十分。
原作通りにバトルとアクションパートに分かれたゲームが再現されており、プレイヤーはまず横スクロールアクションの容量で戦いつつ、黄金闘士の待つ宮殿へ移動する。
なお、道中で倒した雑兵はコインになる。
▲昔のゲームの空気は十分伝わる。やや理不尽な敵の動きも懐かしい。
黄金闘士の元にたどり着くと、これまた懐かしのコマンドバトルが始まる。
ここで勝てれば、イベントアイテムの“コイン”が倍付けされる。
アレンジ版ではバトルも簡易化されており、戦いに勝てるかどうかは運のようだ。
こういったイベントは嬉しいし、良い物だと思う。
ただ、本作には無条件では勧められない悲しさもある。バグが多く、補填体制も疑わしいからだ。
さすがに過去に聖闘士星矢 ゾディアック ブレイブレビュー記事で紹介したときよりはましになっているようだが、2019年4月に入ってもAndroidの一部機種で動作不能になるなどの障害を起こしておりGoogle Play版のレビューは荒れている。
それも当たり前で、本作にはVIP制度があり、課金者には豪華ログインボーナスもある。しかし、バグでプレイできなかったプレイヤーではなく全プレイヤーに障害のお詫びを配り、期間中ログインできなかったプレイヤーにわずかな(ログインボーナスより些少)な補填で済ませている。
(特定が困難とは言っているが……)
現状では試すのはいいが、追加の対応などが発表されるまで課金は様子を見た方が良いゲーム……だろう。