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インディーゲーム展示会『Tokyo Sandbox』で遊んで欲しい、楽しかったゲームリスト(※1日目で遊べた分から抜粋)

2019年4月6日(土)~7日(日)まで、ベルサール秋葉原で開催されているインディーゲーム展示会『Tokyo Sandbox』。
大量のインディーゲームが並ぶ本イベントの個別ゲームレポートは後ほど行うが、思った以上に楽しいゲームが多いあたりイベントだった。
1日では遊びきれないイベントでもあるので、本日参加する方のために気になったゲームを一通り紹介しておく。

なお、このリストは1日目に遊べた中で、特に新規ゲームを中心に出しているもの。
『RPGタイム!』のような知られた作品などはあえて除外している。

Wander in Wonder(15番)
tokyo-17
リュックサックを背負ったウサギが、家に帰るまでの道のりを描いたポイントクリック型のアドベンチャーゲーム。

tokyor-1
キャラクターの豊かな動き、幻想的な風景と音の同期など、世界観の作りこみ商業の人気ゲームに匹敵する内容。ヨーロッパの児童絵本のような映像をぜひ見て欲しい。
一押し。


時止電殻2(39番)
ブースターをふかしてロボットを操作し、近接武器と銃で敵を倒す普通のアクションシューティング……と思いきや、敵の弾幕が迫った瞬間、時間を止めてすべての敵弾を打ち返せる。
そして時間が動き出すと同時に敵弾(だったもの)が、すべて敵に向かって集中砲火を始める。
アクションを遊んでいたはずが、超爽快バッティングセンターゲーム。

PICO PARK(71番)
tokyo-10
最大8人同時プレイ可能なNintendo Switchの協力アクションパズル。
ゲーム自体は「みんなでゴールに移動しよう!」という超簡単な内容なのに、8人で協力する必要が出てくると「紫さん前に進んでよ!」、「赤が邪魔だからジャンプして!」と超混乱。
協力することの楽しさ、大変さ、達成感を教えてくれるゲーム。
会場で知らない人と遊ぶ体験は、そこでしかできないものなのでおすすめ!

フライングガールストライカー(72番)
tokyo-5
スマホ・タブレット向けの3Dシューティング。
ロックオンレーザーとバルカンで敵を打ち落とすオーソドックスな内容ながら、個人で作ったとは思えないクオリティ。
爆発とシチュエーションに魂を注いでおり、完成が楽しみな内容となっていた。

アーティファクトアドベンチャー外伝DX(58番)
tokyo-1
ゲーキャスがクラウドファンディングで投資したゲームが、ついにNintendo Switchに。
身内びいき……と言いたいが、スタート時に究極の武力か、財力か、機動力か、極端な能力を得てから遊べるピーキーな分岐が味わえるアクションRPG。
ロマサガとか、アンダーテイルが好きな人に向けて作られた感じの作品。アクは強いが、ハマればやばい。

KARATE URANAI(16番)
tokyo-11
カラテカが戦う中にアボガドとタピオカを投げ込むことで対戦結果を変え、その様子から運勢が占える謎占いアプリ。
今回は占い4チャプターに拡張され、寿司が走る中で結果が出る最終章は圧巻。
見て笑うべし。

Project Alice(12番)
tokyo-13
ぴこぴこぐらむさんの可愛いイラストを使って、不思議の国のアリスをメトロイドヴァニアに仕立て上げたというアクションゲーム。
アリスが不思議の国を探索することでさまざまなアイテムを見つけ、アクションが増えていくゲームになるという。

Zion(77番)
tokyo-7
html5で作られたシューティングゲーム。
指に追随する操作、オートショットのシンプルな作りながら、プリズムのように光る線で描かれる敵キャラ、世界観の演出が良くて可能性を感じた。
html5、数年後にはスマホで重いゲームも動きそう。
ゲーム自体はFacebookプラットフォームで動いていた。

6番『Solid Aether』
tokyo-18
Steam向けにリリースされていたシンプルな見た目の弾幕シューティングのタブレット版が初展示。
もともと難しかったのだが、タッチ操作遊ぶと移動が簡単になってちょうどいい難易度に収まった感が。
「単純な移植はできたが、このままスマホに出すか考えている」
とのことで、今ブースに言って感想を述べれば、何かしら反映されるかも…?

MonAmour(57番)
tokyo-16
『Black Bird』のOnion Games新作。
「キスするゲームが作りたかった」とのことで、おっさんが空を飛んでキスをして、キスをした人が後からついてくるふわふわアクション。
なお、初見のプレイは信じられないほど難しかった。

Gemini Arms(42番)
01
飛行機とロボット形態を切り替えつつ進むシューティングゲーム。
飛行機形態の時は火力の高いレーザーで戦い、ロボット形態の時は360度自由な方向に発射する(そして壁に反射する)レーザーでテクニカルに戦える。
2つの形態を活かした緩急つけた展開、さまざまな方向にスクロールするステージが魅力。
見た目は少し古いのに、遊んでみるとワクワクする。

ブルーセイバーズ(2番)
02
今どき同人で珍しい、3Dを利用した演出の2.5Dシューティング。
ゲーム性は2Dながら、森をバックに発進するシーンのカメラワークは感涙もの。
敵の攻撃が落ち着いたところで任意で補給艦を呼び、空中補給を受けながら戦うシステムも独特でよい。

モグルモア(8番)
tokyo-12
『どこでもドラゴン』の Game Gaburi 新作で、開発中の『モコリアの騎士』がタイトル名を変更したもの。
『騎士とドラゴン』ライクな攻撃と防御を使い分けるアクションRPGとして注目されたが、最近の流行を取り入れてデッキ構築+アクションのRPGに変化していた。
プレイヤーは小隊を組織し、彼らが自動で攻撃を行う。
敵が攻撃してくるときはタイミングよく防御ボタンを押す。『騎士とドラゴン』と似ているようで、遊び味はだいぶ異なるゲームになっていた。

常世の塔
tokyo-20
自動生成で作られるステージを踏破するエンドレスアクション。
左右移動とジャンプ、攻撃ボタンだけの簡単操作で、色鮮やかな世界を冒険できるPCゲーム……と思っていたが、なんとスマホ版が展示されていた。
作者自ら「操作性が良い」と太鼓判を押す出来で、実際かなり面白い。

婆裟羅コレクション(コーラスワールドワイドブース)
tokyo-2
シューティング『戦国婆裟羅』の1・2、さらに現代の3D技術で作り直した『戦国婆裟羅』のセットゲーム。
ブラジルの開発者がアーケードゲーム好きで「作りたい!」と言ったことが開発の経緯だとか。
移植しただけで飽き足らず、「俺もアーケードゲームを作りたいんだよ!」的にパッションで3Dバージョンを作っているとか。
とはいえ、『戦国婆裟羅』の原作を遊んでから、3D版を遊ぶと「2Dをそのまま3Dで表現するとこうなるのかー」と面白い。

ヴァンブレイス(コーラスワールドワイドブース)
tokyo-4
ゲーム画面がなくて申し訳ないが、これがかなり期待できた。
『Darkest Dungeon』っぽいビジュアルと言われがちだが、遊んでみるとそれはTRPGの面影を残した横スクロールのアドベンチャーRPG。
毎プレイランダムにイベントが発生し、プレイヤーの選択次第でエンディングや展開も分岐するとか。
TRPG好きにたまらないRPGっぽい。