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生かすか、見捨てるか。世代交代を重ねながら塔の頂点を目指すRPG『太陽がまた輝くために』紹介。重すぎる選択のダークファンタジー:デジゲー博

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世界から太陽は消えた。お前は、すべての犠牲を払ってでも再び光を取り戻さねばならない。
同人・インディーゲーム展示会、デジゲー博2018で展示されたRPG『太陽がまた輝くために』は、最高に心を揺さぶるダークファンタジーだ。
ランダム生成の塔のフロアを攻略しつつ、

予告動画はこちら。白と黒だけの世界が強烈に世界観を提示してくる。
で、ゲーム面を見てみるとこれがまた重くて興味深い。
『太陽がまた輝くために』では、ランダムなイベントが発生するダンジョンを攻略し、灯台の最上階に灯をともすRPGなのだが、キャラクターの扱いが特殊だ。
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キャラクターは戦って傷つくたびに回復が遅くなり、回復にお金がかかるようになる。
そのまま戦い続けると膨大な金が必要となり、灯台攻略を目指すチームの財政を圧迫してしまう。そこでプレイヤーがとれる選択肢は、赤字でもキャラクターを使い続けるか、金を出して葬式(に相当するもの)を出してキャラクターを引退させるか、チームから追放するか。
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たとえ一時的に赤字で使い続けたとしても、いずれは仲間として一緒に戦っていた人を切り捨て、冒険の中で出会った他のキャラクターと血を入れ替えていかなければならない。
つまり、『俺の屍を越えてゆけ』のようなパーティーの世代交代を含むRPGとなっている。
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チームから追放された仲間は、闇に取り込まれてボスキャラクターとして灯台をうろつき、プレイヤーが育てた能力以上の強さで襲ってくる敵になることもあるという。
プレイヤーに厳しい決断を求め、さらにその責任を取らせ続ける。しびれる厳しさ。
生かすか、見捨てるか、選択し続けるRPG『太陽がまた輝くために』は、2019年リリース予定となる。
RPG好きなら絶対に見逃せないゲームの1つになので、ぜひ公式Twitterをフォローして続報をチェックしてほしい。

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