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本家『PUBG』、クローンゲームの『荒野行動』など停止を求めNetEaseを訴える。PC→スマホコピーはOKに終止符を打つか?

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100人のプレイヤーが残り1人になるまで戦うバトルロワイヤルゲーム『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』(以下、PUBG)を開発・運営するPUBG Corpが、スマホ版の『PUBG』として人気を博していたNetEaseの『荒野行動』と『Rule of Survival』(後者は海外で人気)によって回復不可能な被害を受けたとし、著作権侵害などによって配信差し止めを求める訴訟を起こしたことが判明した。

海外訴訟系情報サイト、trentfreekが公開した155ページにもわたる訴訟の文書では、アイコンの類似性からロビーシステム、特徴的装備フライパンの模倣、UIや見た目まで、『PUBG』とNetEaseのゲームの類似性が挙げられている(- pubgneteasecomplaint.pdf
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▲似ているというか、コピー。

言うまでもなく、『荒野行動』は、リリース時から『PUBG』に強い影響を受けていることが見て取れ、ゲーム内容だけでなく効果音などの盗用も指摘されていた。
この裁判は、ある種中国の巨人テンセント率いる『PUBG』と、同じく中国のNetEaseの戦争だ。行方次第によっては、「人気のゲームをとりあえずコピーする」中国メソッドが、中国国内の会社の競争により「正規品を大事にする」ためにつぶれることになる。
この行方は注目だろう。

そしてもう1つ。
ゲームキャストでは、スマホゲームがPCゲームをかなり完全にコピーできるようになった現状を踏まえ、オリジナルゲームの開発者の利益を阻害するのではないかと『荒野行動』などに対してはリンクを張らないなどの姿勢を貫いてきた。
中国では人気無料ゲームTOPのうち3作品がPUBGライク。NetEaseもほぼコピー品『荒野行动』をリリース

が、人気が出てPVが出てしまうと大手ゲームサイトも有名配信者も取り上げてしまう。
こういった状況に、この裁判の結果によって歯止めがかかると良いなとも思っている。