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ガンバリオン『修羅道』が今どきのソシャゲの逆張りしていて応援したい。iPhone7用でゲーム機の面白さを目指すらしい

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TGS2017で、ひときわ目立つスマホタイトルがあった。
福岡を拠点とするガンバリオンのスマホ向けの剣劇アクション『修羅道』である。
本作は修羅道に堕ちた者が、敵を倒して刀を奪いながら進み続けるという剣劇アクションだが……
オリジナル作品で、Unreal Engine 4を利用して「iPhone 7(※最適化すればiPhone 6s世代はいける気がするとのこと)で動いています!」の看板とともにものすごいグラフィックを実現。
対応端末の幅が狭いだけでなく、基本無料でも家庭用ゲームチームが作っているのでゲーム機的な面白さを目指すという。
人気アニメなどのIPを使って人を集め、対応端末は幅広くしてガチャ系の基本無料を採用するのが良いとされるご時世に、完全に逆張りをする漢気に惚れた。
まずは動画を見てほしい。このグラフィックで、本当にスムーズに動くのを見た衝撃ときたら……!


ゲーム内容で言うと、本作から受けた印象は『Infinity Blade』に近かった。
1対1で戦ってタッチで切るシステムも似た印象を受けたし、マップのオート移動中にプレイヤーが青い魂をタッチして集めるシステムもそうだ。
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▲画面上の青白い光をタッチして集める。画像はTGSの実機画像。

ただ、TGSバージョンでは画面右長押しで防御して左タッチで攻撃するだけのシンプルなゲームになっており、敵の動きの納得感も薄めに感じた。 攻撃するとスタミナが減るので、その駆け引きがあるのかもしれないが、短時間のプレイではそこまで体験はできなかったのもあるかもしれない。
操作の手ごたえとしては、何かと比較されるであろう『Infinity Blade』に届いていない。
とはいえ、開発度66%はまだまだゲームが変わる段階。
ここからどうなるのか、せっかくなので現場のスタッフに聞いてみたところ、驚くべき答えが返ってきた。

今回のTGS2017で、ガンバリオンはまったく出展タイトルがない状態で申し込みを行い、その後に社内企画コンペで勝ったゲームをそのまま作ったので現在が本当に開発3カ月目。
本当に絵が出て動いている段階で最適化もしておらず、まだまだゲームは良くなるときとのこと。

ゲーム内容については基本的にゲーム機の開発チームで作ったので、面白さもゲーム機的なものが得意だし、そういった方向で調整していくという。
さらに、操作については必殺技や剣で受け流す要素があるが、TGSバージョンは複雑な操作を封印して臨んでいたとのこと。まだまだ余力のある状態での出展だったらしい。

しかし、ゲーム機的な面白さにするなら何に課金するのか……と聞いたが、それもこれから決めるとのこと。
これは……面白いけど儲からないゲーム(※たいてい良ゲー)か、バランス調整に迷ってクソゲーか5分5分の流れ……!
ブースの開発者さんから「コンペで勝って好き勝手作っているのでたのしー!」という感じの勢いを感じたし、いろいろな意味で面白そうなので、しばらく応援していきたい。がんばれ、ガンバリオン!
できればいい方向に転がって奇跡のゲームを作ってくれ!

関連リンク:
修羅道-Shurado-|ガンバリオン