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アプリ『キンプリRUSH』が楽しかったので、原作を見たら楽しかったので『キンプラ』を見てきた

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KING OF PRISM プリズムラッシュ!LIVE』というリズムゲームが妙な面白さだったので、原作アニメ版を見たら、男の尻から蜂蜜が出ていたことに驚いていたら、女性に「キンプラいっしょに見に行こ(はーと)」と言われたので、映画『KING OF PRISM PRIDE the HERO』を映画館で見てきたでござる。
いいか、キンプリのアプリをプレイしているだけで、2年間も連絡してない美人(※感じ方には個人差があります)編集長がTwitterでデートに誘ってくれるんだぜっ!
みんな、キンプリRUSHやろう!

さて、ウキウキで映画館に向かったゲームキャスト。
待ち合わせ場所には、お付きの男性とサイリウムを振りつつ仲良く戯れる編集長が……。
仲良しの男性も含めて、今日は3人ですね。
うん、99%ぐらいで分かってた。
でも、1%でも可能性があれば戦うのが男だから……みんな、キンプリRUSHなんてやらなくていいぜ……。

~キンプラデート編・完~

さて、気持ちを切り替えて劇場に向かうと、"応援上演"なる文字が。さらに"通常上演"というものがあるらしい。
応援上映!?なんだ、それは。
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で、調べてみるとそれは「映画のキャラクターのセリフに応えてしゃべったり、コスプレして観覧したり、プリズムショーでサイリウムを振ったりしてOK」な、エンタメ型の上映らしい。
いいじゃん、どうせキンプラを見たら笑いをこらえられないし、声を出せる上映の方がいい。


そして始まる応援上映。開始5分で後悔する私(自業自得)。観客の掛け声で結末が予想できてしまった……。
あとで知ったが、応援上映を見るときは2回目以降がおすすめらしい。
実際、応援上映はすごい。映画との一体感がある。
これが、プリズムショーのときの映画のワンシーン。
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そして、その時の観客席もこんな感じ。
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訓練されすぎた観客が、瞬時に映画の映像と同じようにサイリウムを振る。映画の地続き上に映画館の観客席があるかのような臨場感。俺は今、映画の中に入ってる!
そんな感動。
さらに、コスプレイヤーさんもいるので写真も撮れる!ここは本当に映画館か。遊園地じゃないのか。
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▲本人許諾済です。アレクサンダー推し。

ということで、私は1回目は通常上映で、2回目に行くときは応援上映がおすすめ(2回行く前提)。
新しいエンターテイメントになっていて、体験できてよかったと思っている。

さて、ようやく映画の感想を(ネタバレあり・シリーズ通して見ていない浅い感想なので注意)。
まずはあらすじ。
プロダクションの財政難で"プリズムキングカップ"で優勝しなければ倒産の危機を迎えた主人公たち。
しかし、貧乏っぷりはとどまることを知らず、プリズムショーで使用する楽曲の権利は取り上げられ、金の切れ目が縁の切れ目とヒロイン(?)も愛想をつかして金持ちの敵に乗り換えてしまう。ヒロイン、マジ外道。
あまりの逆境に絶望した主人公たちだが、尻から出たはちみつのことを食事中に思い出したりして立ち直る。

しかし、プリズムキングカップの試合は想像を超えていた。
敵のスタァがショーを行った後、回転しながら空を飛ぶ男が腹筋から爆弾を落として会場は大破。試合は続行不能に。もぅマジ無理…棄権しょ…。
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だが、そんな会場の空気と一緒にテロリストをうちわで吹っ飛ばすことに成功し、回転ジャンプの力で太陽系と会場を再構築した主人公たちは勝利する。
金に目がくらんだヒロインは勝った直後にもどってきて、TVカメラの前で熱烈なキス。悪の親玉、全国ネットワークでNTRを報じられてかわいそう(キンプリデート→男がいる!の流れから立ち直れず、敵の親玉に感情移入していた)。
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見た感じの感想としては、背景説明が前作で終わっているため、前作よりストーリーを見せていて前半のギャグ的なインパクトが薄かった。前作でキンプリ耐性がついていたのもあるかもしれない。
……と、思っていたが、それはキンプラの監督、菱田正和さんの罠だった。

『マシン英雄伝ワタル』などにも参加していた菱田正和さんの仕込みにより、龍と虎の戦いに反応し、龍神丸モチーフにも思えるカヅキの衣装、「プリズムショーは超面白かっこいい」というセリフに気を引かれ、当時のCMであった「バーモントカレー」ネタでどんどんガードが下がっていくゲームキャスト。
くやしい……でも笑っちゃう!
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▲私はこのあたりでやられて、もうギャグしか見えなくなった

さらに、前半の笑えないシリアスシーンですら伏線でしかなかった。
相変わらず、ギャグもダンスもキレッキレ。
アニメ絵ではガタイの良いキャラクターたちが、ダンスシーンになると突然細い3Dモデルになって、なんかぎこちなく踊るシュールさだけで笑えるのは前作と同じ。
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▲原作ファンの方はなんとも思わないのかもしれないが、これが笑えてしまう……。

だが、今回は前作を超える大技の連続と、強化された解説よにって後半は前半のシリアスが嘘のような(一応、ドラマとしてはシリアスなんだけど私の脳はギャグを優先的にとらえてしまう)おもしろ展開の続出。
いやもう、何がすごいってどう考えても女性向けの設定(スタァがダンスで勝負したり、美少年たちがキャッキャウフフする)なのに、解決は少年漫画的なバトルってところだよ!
君たち(主人公たち)が女性向けアニメ風の葛藤をして、シリアスになるほど、ギャップでダンスシーンが笑えるんだよ!どうしてくれる。
やっぱり、『テニスの王子様』の必殺技に突っ込むのが好きなタイプの方は、間違いなく笑える。
(※一応補足しておくと大筋はシリアスだし、TVシリーズのレインボーライブを見るとりシリーズ史にまたがる壮大な感動もある。でも、1回目の視聴はカレーのせいで心が笑いにしか向かなかった)

一方で、ちょっとついていけなかった点が1つ。
こんな裸シーンはギャグの範疇として受け取れるのだが……。
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男同士のキスシーンがあったり、男同士が話してなぜか顔を赤らめたりするシーンはちょっと辛かった。
売り方からして根本的に女性向けのアニメなので、ある種こういったシーンがくるのはあり得る。が、私は女性向け表現耐性が低めなので、同じく下記のような表現が苦手な方には勧められないと思った。
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結論としては、男同士のキスは見たくなかったが金額分以上は楽めた。
そのままの勢いで飲み屋に突入し、こんなこともあろうかと用意したVRゴーグルを美人(※)編集につけさせるゲームキャスト。怪しい集団だが、映画を見たテンションで恥が吹き飛んでいた。
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ちなみに、内容は好きなキャラと添い寝できるアプリ。ひたすら鼻の下が伸びている編集を観察する会かと思いきや、お付きの男性も一緒に遊んでいた。
自分だけ家で予習してきたので、世界から取り残され感半端ない。
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▲ゴーグルは安い中ではVOX PLUS Gear+が焦点合いやすくておすすめ。

まあ、そんな感じでデートはできなかったけどキンプラは楽しかった。
結論としては、キンプリ適性を確かめるために『キンプリRUSH』のアプリを遊んで、気になったらキンプリ。
最後にキンプラを見るのが良い。あと、最初は応援上演より、通常上演がおすすめ。

正直にキンプラについていうと、男性同士の絡み耐性が低い私はキンプリよりはハマれなかった……かな。
さて、何はともあれアプリから離れすぎたので、このシリーズは終了。
それでは!
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関連リンク:
キンプリVRおひるね撮影会-ヒロ編- (itunes 960円 / GooglePlay)

※本記事の映画画像は、すべて劇場版の予告のものです。