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Google、報酬に基づくアプリのインストールやレビューを明確に禁止。リワード広告終了か

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2017年6月22日本日、“Google Play における報酬に基づく評価、レビュー、インストールに関するポリシー”という記事が掲載され、2017年6月5日にGoogle Playの開発者規約が改訂され、報酬に基づく評価やレビューがポリシー違反となることが日本語でも明示された。
ポイントなどと引き換えにインストール(後に起動など)をするリワード広告、アプリ内で報酬と引き換えにレビューを要求することなどが明確に違反行為となるようだ。
該当記事には、このような記述がある。
ユーザーが評価、レビュー、インストールの操作を、金銭、物品、あるいはそれと同等のものと引き替えに行った場合、それは報酬に基づくものと見なされます。報酬に基づく評価やレビューは例外なくポリシー違反です。Google は、ストアの統一性を維持するため、対策をとり続けます。Google Play のアプリの配置を変えることを意図したインストールは、検知されて除外されます。
つまり、アプリのランキング操作を目的として報酬を支払い、インストールを稼いだりレビューさせる行為は禁止と考えられる。
また、Googleはランキング操作とプレイヤーを増やすための広告を区別しているが、つねに報酬に基づくインストール(リワード広告)を監視しており、削除するべき理由があればアプリをストアから排除するとのこと。

先日、iOS11でランキングが見えない位置に移動することが話題になったが、Googleと合わせ技の対応で一気にリワード広告が排除され、ランキングが正常化するのかもしれない。
気を付けるべきは、報酬に伴うレビューだろう。過去、報酬を与えてレビューすることはグレーゾーンだったが、現在は違反とみなされる可能性がある。

とはいえ、基本的にランキングが正常化するのであれば歓迎だ。
正常化した(ずるのできない)ランキングは停滞しがちだが、Google Playはレコメンドがすぐれており、ランキングが停滞したとしても新作を発見する機能は持ち続ける。
Appleは独自に人力でおすすめするメディアを立ち上げることを発表しており、それぞれの違いが際立つ。面白い時代になったものだ。