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『ダンまち~メモリア・フレーゼ~』レビュー - ライトノベルを楽しむためカスタムされたファンのためのライトRPG

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主人公がダンジョン冒険を通じて出会った女性たちを虜にしていく(※誇張あり)人気小説、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』のRPGが『ダンまち~メモリア・フレーゼ~』(ダンメモ)である。
開発はグリーの子会社であり、『アナザーエデン~時空を超える猫~』(アナデン)をヒットさせて勢いに乗るWright Flyer Studios。
どんなゲームかとワクワクして遊んでみると……これがアナデンの基本骨格を流用したゲームで、第一印象はとても悪かった。
しかし、遊び込んでみると感想はまるっきり変わってしまい、今では結構ハマっている。

本作は最大6人のキャラクターでパーティーを組み、ダンジョンにひたすら潜るスタミナ式のバトルRPGだ。
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キャラクター能力はキャラクター+サポーターの2キャラクターを合算したものとなる。
キャラが弱くとも、サポーターが強ければそこそこの戦力になる。原作ではサポーターと冒険者が協力する描写があるし、それらしいシステムと言えるだろう。
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ダンジョン部は一方通行の横スクロールで、ダンジョン内のすべての敵を排除すれば次のダンジョンに挑める。
敵を避ける方法などはなく、あくまでフィールドはダンジョンを進んでいるという簡易な演出。

そのバトルも簡易なコマンド選択式のターン性バトルとなっており、とにかくサクサク進む。
敵も味方もすごい勢いで殴り、防御無視の攻撃を一定確率で出したりするのでとにかくすごい勢いで体力が減る。だからすごい勢いで進む。
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6人パーティー中4人のみが出場し、残りのキャラクターは体力がなくなったキャラクターと入れ替えに入るだけというのは味気ないが、簡易なターン制RPGとしてみれば余計なものがなくてテンポが良いともいえる。
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それに何といっても、メインは原作準拠のシナリオなのだ。ダンジョンを進めていると原作準拠のストーリーがフルボイスで再生される。
ダンジョンの開始時、途中、終了時、展開に合わせて次々とシナリオが展開されていくのは原作ものならでは。
しかも展開の引きもありつつ、見るのが苦痛にならない分量で区切られており、配分に職人芸すら感じる。
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サクサクの戦闘といい感じのシナリオが交互に挟まり、序盤はスタミナが尽きないこともあって気が付けばかなり遊んでしまっている。
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一緒にダンジョンに潜ったキャラクターとの仲が深まり、交流とサイドストーリー(こちらもフルボイス)を楽しむことすらできる。交流画面では、2Dのキャラクターが動くのも地味に嬉しい。
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そして、一息ついたころにようやく“レベル上げ”が始まる。
キャラクターの成長はキャラクター自身の経験による“熟練度上昇”と、神の恩恵を受けてパワーアップする“ステイタスボード”の2つに分けられる。
熟練度は普通のRPGのレベルに相当し、ステイタスボードは曜日ダンジョンで取得する宝石を使って成長させる。恩恵を上げるとキャラクターが目に見えて強くなり、今度はレベル上げが楽しくなってくる。
ああ、これはハマる。
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最初に書いたとおり、本作の第一印象は同じWright Flyer Studiosのアナデンの流用だったので“劣化したアナザーエデン”の印象が強かった。
グラフィックもフィールドもアナデンの方がはるかに気合が入っていたし、ゲームの戦術面の楽しさも間違いなく上だったからだ。
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▲アナザーエデンの画像。背景やキャラの描き込みも奥行きも上。

しかし、プレイしていく間にその印象は変わった。
本作は原作のシナリオをテンポよくなぞらせつつ、キャラクターを強化する作業を楽しませるゲームだったのである。
キャラクターガチャを採用しているが、虹水晶が大量にもらえるので課金の必要なく好きなキャラクターをそろえられるし、レアリティの星3までのキャラクターなら育ててれば長く使える。

ゲームのリリース日、原作者である大森さんのメッセージとして「ゲームのように主人公が強くなっていくワクワク感、まさにそれが詰まっています」と大きく掲載されていた(課金キャンペーンより目立つ位置に!)が、まさにその通りのゲームになっている。
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10話を超えたあたりから経験値とお金稼ぎに時間がかかりすぎるのが気になっているが、それでもストーリーをなぞるキャラクターゲームとしてはこれぐらいなら楽しめる。
その昔、原作付きの基本無料ゲームで原作の空気を味わうには高額の課金が必要なことが多かった。そもそも、スマホの性能が足りずに演出が食い足りないことも多かった。

しかし、スマホの性能が進化して演出が十分に強化され、『キャプテン翼~たたかえドリームチーム~』やこの『ダンまち』のように、普通に遊ぶだけで原作の空気を楽しめる時代がきた。
原作をゆがめない形で基本無料ゲームが提供され、課金は何かを欲張るときだけ。
ゲーム会社にとっては大変だが、良い時代が来たのかもしれない。

評価:6(面白い)

おすすめポイント
原作をなぞるフルボイスのストーリー
テンポ良く進み、テンポ良く成長するRPG

気になるポイント
中盤以降は成長にかなり時間がかかる

課金
ガチャ、体力回復など(最高レアは滅多に手に入らないが、なくてもゲームは進む)

(バージョン1.0.2、ゲームキャストトシ)

アプリリンク:
ダンまち〜メモリア・フレーゼ〜 (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)

コメント一覧

    • 1. 名無しの旅人
    • 2017年06月28日 13:50
    • 強化の伸びしろが大きいから詰まったら強化で進める今の段階はいいけど
      メイン編成全員が☆6の60になり、限界突破必要になった時のバランス調整がこのゲームの岐路だと思う。
      そんでもってその段階はあと1~2ヶ月もすれば多くのプレイヤーが到達する。

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