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『Ace of Seafood』レビュー - 鮭がレーザーを吐き、蟹が対空砲火で戦う。海産物の王者を決めるシューティング

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サケがレーザーを放ち、蟹が対空射撃で応戦する。ハリセンボンはビグザムのごとく全周囲砲を放ち、イセエビは脱皮した抜け殻を囮にして奇襲をかける……!
今回は、広大な海で縄張り争いを繰り広げ、海産物の王者を決める3Dシューティング『Ace of Seafood』を紹介する。

やっていることは普通の3Dシューティングなのに、操作するキャラクターが海産物なだけで、卑怯なほどのインパクト。1度体験しておくべきネタゲーであり、ダイナミックな戦場に心躍るシューティングでもある。

最初に、イワシ・鮭・伊勢海老の3匹から君の素性を答えよう。素性……生まれ、育ち……うん、意味的には間違っていないかな。プレイヤーが人間であることを除けば。
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▲初めてのときは、鮭で。それ以外は、かなり厳しい。

お次は操作説明。移動キーで動いて、SHOOTボタンで魚がレーザーを撃つ。分かってはいたが、この光景のシュールさに立ちくらみを禁じ得ない。
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と、そこに表示される「この世界では多くの生物が射撃能力を持つ」というメッセージ。
これに、「わかる」、「わからない」のどちらかで解答する必要があるのだが……ここは、「わからない」と答えるのが自然だろう。多くの生物が射撃能力を持つとか、意味不明である。
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結果。
「わかる」と答えて世界観を受け入れるまで同じ質問が繰り返された。
「鮭が口からレーザーを撃つ」ことを常識ととらえるしかない。それができない者は、このゲームを始める資格すらないのだ……。
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▲このゲームを始める者、一切の常識を捨てよ。

ただし、頭がこの世界を受け入れてしまえばなんてことない。このゲームはかなり手堅いつくりだ。
プレイヤーの目的は、海に散らばる漁礁をすべて占領すること。魚礁とは魚の住処で、ここに入ることで体力が回復し、ゲーム進行状態が保存される拠点である。
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▲魚礁は、電話ボックスなど人間が存在した痕跡が多い

ただ、多くの魚礁は他の海産物の住処となっており、ほとんどの場合において元の住人を殲滅してから入らなければならない。
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▲電話ボックスは、ミノカサゴの住処。

戦って、無事に魚礁を勝ち取るとご褒美タイム。
まず、多くの魚礁はユニークな海産物が守っており、海産物を倒すと「遺伝子」と「有機資源」が手に入る。
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▲遺伝子と有機資源は、海をさまよう普通の魚からも手に入るが、狙い撃ちするなら魚礁だ。

一定量の遺伝子を手に入れると、魚礁で倒した海産物を「繁殖」させ、自分の群れに加えられるのだ。
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海産物には「コスト」が設定されており、プレイヤーは合計コストが最大コスト以下になるように魚群を組む必要がある。
この最大コストも、魚礁を手に入れれば増える。
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どの魚礁から攻略していくかは、プレイヤー次第。
コツコツと弱い魚礁から占領しても良いし、ちょっと背伸びして遠距離に強いエイを先に手に入れて、近距離型の海産物を一方的にたたきのめしてもいい。
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気合いで戦艦を撃破して、艦隊を作るも良し。
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▲この世界では戦艦も海産物。この世界観を受け入れたキミは、細かいことを気にしてはいけない。いいね。

世界観はともかく、世界各地に散らばる拠点を自由に回り、倒した敵を仲間にしてパワーアップし、より強力な拠点を攻略していくゲームプレイは、堅実なゲームの作りそのもの。
多様な海産物を次々と使えるようになる様子は見た目にも面白いし、強敵を倒したときの達成感も大きい。
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▲海産物同士の相性もある。強敵のタラバガニも、巣に波動砲(勝手に命名)をぶち込めば楽勝。

魚の攻撃もダイナミックでかっこ良く、下手な艦隊戦ゲームをしのぐ迫力。ゲームとしても堅実で、慣れればかなりハマるゲームである。
が、本作には欠点がある。それは「慣れれば」という部分だ。
慣れとは、操作の慣れ。魚の陣形、攻撃方法、近距離攻撃、遠距離攻撃、ダッシュ、移動キー、視点移動キー、レーダーと、ボタンが多さに慣れなければいけない。
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特に視点の切り替えは他のボタンと操作が干渉してしまうこともあり、難しい。
また、バトル中は画面中央に捕らえた魚を自動でロックオンして追尾する仕掛けがあるが、敵が多いと頻繁にターゲットが変わってしまい、混乱する。
これらは慣れれば経験で乗り切れるが、そこにたどり着くまでが厳しい。
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とはいえ、スマホ版は体験無料を採用しており、最初の14個の魚礁までは無料でプレイできる。
まずは、お試しで序盤のインパクトを味わって欲しい。
気に入ったらフルバージョンを購入して広大な海を探索すれば良い。操作に適合できれば、魚の群れが戦う様子は艦隊戦顔負けのかっこよさだし、ゲームとしても面白い良作に感じられることだろう。

評価:7(要チェック)

おすすめポイント
海産物が戦うインパクトと世界観
広大な海を自由に攻略できる
倒した海産物を繁殖させて仲間にできる

気になるポイント
操作が難しい
カメラが商業ゲームと比べると不自由

課金
全ステージアンロック(720円)

(バージョン1.0.95 ゲームキャストトシ)

アプリリンク:
Ace of Seafood (itunes 体験無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)

動画:

コメント一覧

    • 1.
    • 2016年11月29日 19:01
    • 4 面白いんですが、後半の強い海産物が軒並みデカイので、(ダイオウイカとか)しばしば障害物に引っかかるし画面が見づらいんですよね。
      あと戦艦が遅過ぎ。そりゃ普通の船はいきなりUターンとかできないけど…
    • 2. なぬ
    • 2016年11月29日 21:28
    • ことしは、ポケット戦国やこのゲームのような、日本人による良質なインディーゲームが増えていい流れになってますね。
      Downfallが火付け役かな?と思ってますが、国産ものといえば似たり寄ったりのソーシャルゲームばかりだった数年前より健全なシーンになっていて嬉しいかぎりです。
    • 3.
    • 2016年11月30日 00:35
    • Downwellだと思うの
    • 4.
    • 2016年11月30日 08:18
    • 鳥になりたいとは思ったことあるけど、シーフードにはなりたいと思ったことないな^_^
      ゲーム自体はグッド!
    • 5. なぬ
    • 2016年11月30日 17:35
    • >3
      downwellなんすか。落下しまくるもんだからdownfallと思ってた。ゲームのタイトルはプレイしたときの感触でテキトーに覚えちゃってるから訂正サンクス。

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