「AppStoreのタブを10回タップするとiPhoneが軽くなる」噂は嘘。ただし、有用な使い方もある
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- 2016年01月03日

「AppStoreのタブを10回叩くと、iPhoneの動作が軽くなる」という噂が流れている。
が、結論から言えばそれはデマだったようだ。
そんな効果は一切ないし、使い過ぎると通信料が増えるだけ。
だが、このコマンドが別の用途で有用なことは確かのようだ。
@steipete tap on any of the tab bar items 10 times.
— zachary drayer ✌ (@zadr) 2015, 12月 29
まず、実際に試してみた。AppStoreの「おすすめ」タブを10回タップすると……。

確かに画面が白くなり、AppStoreの内容が再読込された。また、この時点で通信が発生し、AppStoreのデータを全て読みなおしていることもわかった。
しかし、ゲームの動作などは軽くなっておらず、一切リフレッシュされている気配はない。

そこで、リフレッシュコマンド実行前後のCPU使用率、メモリ使用量をアプリ『Sysight』で調べてみた。
左がリフレッシュ前、右がリフレッシュ後。
CPU使用率、メモリ使用量ともに誤差の範囲でしか変わらなかった。

もし、OSの動きそのものがリフレッシュされているのであれば、ここに多少の動きはあるはずだ。
そもそも、発端となった会話も「アプリの最新版が出ているはずなのに、AppStoreにアップデートのボタンが表示されない」という問題に対して「10回タブを叩くとAppStoreの再読み込みが行われるよ」と回答しているだけ。
ということは、タブを10回タップするリフレッシュコマンドは、「AppStoreを読み込み直す」だけのコマンドで、「iOSの動きが軽くなる」誤報である可能性が高い。
それどころか、むやみに使用すると無駄な通信が発生するので控えたほうが良い。
ただし、AppStoreの表示が更新されないときは有用なコマンドであるのは間違いない。
AppStoreの表示がおかしいときは、このコマンドが大活躍しそうだ。
アプリリンク:
SySight (itunes 120円 iPhone/iPad対応)
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コメント(3)
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コメント一覧 (3)
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- 2016年01月03日 17:33
- 「リロードされる」がなぜ「軽くなる」になって拡散されていったのか、コレガワカラナイ
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- 2016年01月03日 18:44
- 多分、軽くなるって話になったのはここの記事が原因でしょうね……。
実際には、AppStoreのキャッシュを消してリフレッシュするだけなので、通信が発生しまくります。
http://iphone-mania.jp/news-96561/
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- 2016年09月08日 21:01
- あんまりこういう噂信じないんですが、試してみたところ...カクカクだったのが見違えるほどヌルヌル動くようになりました。
偶然や気のせいかもしれないので重くなるたびに試すのですが、毎回動作が体感できるほど軽くなります。
iPhoneの使い方や設定にも左右されるのでしょうか...
しかし、あまり信憑性のない方法なのでちゃんとメモリ解放できるアプリでよさそうなの探してます笑