プレイヤーは弾丸。弾道制御高速アクション『Bullet Boy』レビュー
- アクション
- 2015年08月31日

『スーパードンキーコング』に、タル大砲からタル大砲へ移動し、文字通り弾丸のように高速で移動する場所がある。
あの気持ちよさを今でも覚えている方は多いのではないだろうか。
そんな方に朗報だ。その部分だけを抜き出し、独自のパワーアップを施したゲームが『Bullet Boy』なのだ。
もちろん、単なる一発ネタではない。
大砲から主人公の「弾丸ボーイ」高速で発射する気持ちよさに加え、独自のパワーアップ要素を入れ込んでおり、オリジナルスマホゲームとして完成度の高い1作なのがオススメの理由だ。
ステージを開始すると、弾丸ボーイが大砲に乗り込む。

画面をタップすると……ドン!と、勢いよく弾丸ボーイが発射される。
この勢いと、画面の揺れが気持ちいい。

そして、とんだ先に大砲があれば弾丸ボーイは再びその大砲に装填され、また発射できる。
『Bullet Boy』は、これを繰り返して、弾丸ボーイをゴールまで導くアクションパズルゲームだ。

弾丸ボーイを発射する演出は爽快の一言で、最初のうちは適当に発射しているだけでも楽しいほど。
さらに、一定時間に連続発射するとコンボが発生し、どんどん金が貯まるのも爽快感を後押しする。

大砲が的を外して弾丸ボーイが壁に当たってしまったり、画面外に出てしまうとゲーム終了となる。
また、背後からは常に竜巻が迫っており、これに巻き込まれてもゲーム終了だ。
竜巻はいわゆる時間制限だが、プレイヤーにちょうど良いプレッシャーをかけてゲームにほどよい緊張感をもたらしている。

最初は爽快感だけで遊ばせるが、ゲームを進めていくと仕掛けが増え、パズルの面白さも出てくる。
発射タイミングを間違えると即死のプレス機、弾丸ボーイがぶつかると反射するスライムの床など、その種類はさまざま。
ある程度進むたびに新しい仕掛けが追加されるので、ゲームとして飽きが来ない。

やりこみ要素もなかなか深い。
弾丸ボーイの頭には、使い切りのアイテムを装備できる。
ドリルを装備すれば壁などにあたっても掘り進んで貫通でき、スライムなら壁にぶつかったときにバウンドしてトリッキーな移動を実現する。
アタッチメントは、初心者には難しいステージを攻略するお助けアイテムとして、上級者にはコースを大幅にショートカットする攻略アイテムとしての働く優れもの。

アイテム使用にはコインを消費するので、使い放題とは行かない。
しかし、普段は通れないコースを開拓する楽しみは大きい。
さらに、ステージに1つ隠されている「木のタル」を取得すると、彫像のパーツが手に入るコレクション要素も。

パーツを一定数集めると、変な彫像が完成する。
この金属の色落ち具合がどことなく懐かしく、ついつい集めたくなってしまう。

▲鳥の彫像感製図。見た目はしょぼいのに大人の子供心を呼び覚ますいい色あせ具合
スタート時は爽快感で釣ってゲームにハマらせ、だんだんと仕掛けが増えていつの間にかアクションパズル的な面白さにもハマっている。
ゲームとしての構成と面白さの見せ方をきっちり考えてあり、さらにやりこみ要素も。
無料ゲームで終わらない高品質なゲームだ。

これだけの内容を備えつつ、広告表示も課金もぜんぜんキツくない。
広告はゲームを数回プレイすると静止画広告が出る程度。動画広告もあるが、コンテニュー回数かアイテムを無料で欲しいときに自発的に見る仕組みとなっている。
課金要素は、コンテニュー回数とコイン購入、取得コインの倍加+広告削除と3つあるが、どれも「あればより快適」なだけで、なくても遊べる。

1ステージが短いので手軽に遊べ、スマホらしい爽快感もばっちり。
爽快ゲームが好きな方も、タイミングアクションが好きな方も、どんな方も気軽に遊べる1作。
まずは無料で試して、気に入ったらぜひ広告削除を購入して快適に遊んで欲しい。
評価:3.0(面白い)
おすすめポイント



気になるポイント

課金について
取得コインの倍加+広告削除(600円)
コンテニュー回数とコイン購入。なくても遊べる
(バージョン1.0、ゲームキャストトシ)
アプリリンク:
Bullet Boy (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応)
動画:
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