学園ハンサム いとをかし レビュー - このイケメン…動くぞッ!
アゴで人を殺すBLゲームとして話題となった『学園ハンサム』に、平安時代のイケメンたちを描いた新作が登場した。
その名も『学園ハンサム いとをかし』。
このゲームは、予想もつかないほどひどいシナリオとイラスト、素人丸出しの演技を楽しむ「クソゲー」である。
まず、最高傑作の学園ハンサム本編やって合わなければ楽しめない。
なので、このシリーズが初めての方は『学園ハンサム』をプレイして、それからこの記事に戻ってきて欲しい。
今回は、平安時代としたノベルアドベンチャー。プレイヤーは野菜売りとして、薔薇羅門城の城下町で商売をしながらさまざまなイケメンと出会うこととなる。
平安時代になっても、やることはいつもと同じ!
とことん適当なシナリオで「fuck」とか「shit」とか、英語時代考証まるっきり無視。
唐突すぎるストーリー展開も相変わらず。ひどい。ひどすぎる(褒め言葉)。
▲イケメンエキスを吸い尽って究極イケメン生命体になれッ!
例えば、蹴鞠を試すこのシーン。
ちょっと玉を蹴ってみると……。
あ、殺しちゃった。
▲平安貴族はここから半日で復活できるらしい。
しかも、今回は動くっ!
イケメンの蹴っている鞠とか、陰陽師の力を表現している玉的なものとか、丸いものが動く!
普通のゲームならばどうでも良いことも、学園ハンサムでやればすごそうに見えるから驚きだ。
おまけに付属してくる桃太郎シナリオも良い感じで、学園ハンサムファンなら満足間違いなし。
見ての通り、いつも通りひどいゲームである。
学園ハンサムのファンにはお値段以上の価値はあるし、私も十分楽しめた。
だが、私はこのゲームにあえて苦言を呈したい。
学園ハンサムがシリーズを重ねたためか、ときどき「あれ、声優が上達しているのでは?」と思えるシーンもあり、どうしても気になってしまう。
CGのクオリティも以前比べて質が安定してしまった。
プレイヤーとしても、ひどさに耐性ができて驚きが少なくなってきたように感じる。
学園ハンサムは、一種の麻薬である。やればやるほど耐性ができ、より濃い刺激が欲しくなる。
もっと、プレイヤーの想像を上回るひどさを提供して欲しい。
そろそろこの刺激にも慣れてしまった。
学園ハンサム、お前はできる子のはずだ。
今回も十分面白かったが、次回作ではプレイヤーの想像のはるか上を行く内容を期待したい。
評価:3.0(奇ゲー)
おすすめポイント
予想もつかないストーリー
おまけの桃太郎がGOOD
気になるポイント
悪く言えばマンネリ
課金について
なし
(GCドラゴン Ver1.0)
アプリリンク:
学園ハンサム いとをかし (itunes 300円 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)