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パブリッシャーに通すための企画とは!?ゲームクリエイターたちが語る番組ポリポリクラブに行ってきたよ(前編) - iPhoneゲーマーな日々

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7月19日、阿佐ヶ谷ロフトAにて「ポリポリクラブ」のレポートをお届けしよう。
ポリポリクラブは、30~40代のおっさんゲームクリエイターたちが、お菓子をポリポリ食べながらゲームのことを語り合う番組だ。

今回は、スマホ向けゲーム『Million Onion Hotel』の試遊台が設置されるので、ゲームキャストもイベントにお邪魔してきた。
ということで、前後編に分けてイベントの様子をお伝えしよう。
なお、『Million Onion Hotel』の内容を後編(当日に記事を出さないとチェックが必要なのだ!)で。

今回の番組は「パブリッシャーに通す企画書を作る」というテーマで、番組内で1本企画を作る番組だった。
果たしてどのような企画ができあがるのか…?

まずは、出演者による企画書実例の紹介から。
トップバッターは人気サイト僕の見た秩序。のヨシナガさん。
出てきたブツは、プリンターと恋愛するゲームとして話題になった『恋するbrother君』の企画書である。

『恋するbrother君』の企画は、プリンターのキャンペーンのために考えられた何十もの企画のうちの1つだったという。
その他には「ブロッコリーとbrotherを比較してbrotherの優位性を説く」とか、「オシャレカフェレポートにbrotherを登場させる」などの企画があった。
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ちなみに、この企画についてはメインビジュアルだけで「いける!」と思っていたとか。
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実際、ビジュアルのインパクトは並じゃなかった。
プリンターの着替えを覗いて、「バカ!顔料系インク!カートリッジ部分まで見えているじゃない!」と叫ぶお色気シーンには腹を抱えて笑った。
「この企画を考えたヤツはマジキチ(いい意味で)だな!」と思っていたが、まさかヨシナガさんが作っていたとは…。
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ちなみに、ライバルは鳩と恋愛するゲーム『はーとふる彼氏』とのこと。
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で、皆さんもご存じの通り、話題を巻き起こし、ゲームキャストもまんまとハマって記事を書くことになった。
ちなみにこの記事である→こいつは超上級者向けッ!クリアすると落とした相手と現実に同棲できる恋愛ゲームがあった

続いて、スクウェアエニックスの丹沢悠一さんの企画へ。
企画には「ゲームのネタを思いついて作る」、「新しい技術を使って作る」、「市場があることを考えて作る」など、複数の作り方があることを解説した後、『はじめての超能力』の企画書を出した。

これは脳波センサーが出てきたので、「新しい技術」を楽しむために作ったもの。
脳波を検知してものを動かす超能力ものだったそうだ。
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▲ちょっとやりたかった。

続いて出てきたのは、昼の主婦を狙った「市場があることを考えて作る」メダルゲーム『シャンパンコール』。
ホストクラブとメダルゲームを合体させたゲームで、シャンパンタワーをあしらった豪華な筐体が特徴。
プレイヤーはキャラクターを選んでゲームを始め、メダルを大量に注ぎ込んでお気に入りのキャラクターを「店内No1ホスト」にできるという。
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ずっとプレイしていないと「お店に来てくれ」とメールが来る機能がある…って女性版の『アイドルマスター』か!
これは売れそうだ。
なんで製品化されなかったのだろうか、と疑問に思ったところで丹沢さんからその真相が明かされた。

「これは行ける」と丹沢さん自身も思ったそうだが、このゲームがまかり間違ってヒットしてしまったら数年間はこのゲームを作り続けることになるので、それが嫌になって企画自体を会社に提出しなかったのだとか。
だから、ここですべて公開できたらしい。
企画道、奥が深い…。

お次はプロソーシャルゲーマーのヨーコさん(今はプロクリエイターになったらしい)より『籠城』。
このゲームは、引きこもりが部屋から出ないために自室を城のように強化していくゲームだ。
一軒家の部屋から、デススターばりのお城までパワーアップし、中に仕掛ける箱をガチャで売る算段だったという。
しかし、これはボツとなった。
理由は3ヶ月で作る企画が必要だったところ、6ヶ月かかりそうな企画だったため。
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▲ゲーム企画はスケジュール感も大事だよね…。

ラストは本命の木村祥朗さん。
チュウするだけで子供ができる世界で、世界中でキスしまくって家族を増やす『Happy Birthday』の企画書が出てきた。
これまた1年かけて企業にプレゼンしまくった企画書なのだとか。
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木村さんのファンの方ならピンときたかと思うが、これはPS2ソフト『チュウリップ』の企画書。
これを様々なパブリッシャーに見せ、「出したいけど予算がない」と言われ、最終的には「世界中でチュウする」を「1つの街でチュウする」にしてできあがったのが『チュウリップ』だそうだ。
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さらに、これから作るかもしれないので、詳しく明かされなかった『Le Miracle』。
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お蔵入りとなった『王様物語〜NOIR〜』。
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子供向けに作られた『王様物語』に喜んだのがマニアの大人だけだったので、大人向けに直した企画だったらしい。

その後も「これは出せない」という企画書がイベント来場者限定で公開され、木村さんのファンならば満足のイベントとなった。

で、企画書を説明しながら明かされたパブリッシャーに通すための秘訣は…
「パブリッシャーのプロデューサーと飲んで、社内的に欲しい企画を感じ取る」(木村さん)

通りそうにない企画については…
「もっとうまくやわらかくまとめて通しちゃえばよかったと思う」(木村さん)
「企画を通すときにやりたいことを全部言う必要ないんですよ」(丹沢さん)

パブリッシャーに通すための企画イベントの話なのに「パブリッシャーをだまして好きなゲームを作る」話しなっているような。

といったところで、前半終了。
後半は「イベント参加者の考えたシチュエーションでポリポリクラブのメンバーが企画を作る」というもの。
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ここで、ゲーキャスは考えた。
有名人の彼らにゲーキャスのマスコット、「ちゃっぴー」のゲームを企画させたら面白いのではないかと(主に自分が)。

▲ちゃっぴー

そこで、10分かけて壇上の人物が取り上げたくなる題材を考えた。
木村さんはややかわいい顔でややダークなものが好きなので…ちゃっぴーに悲惨な目にあってもらおう。
丹沢さんは少しひねったものが好きそうなので、シチュエーションに工夫だ。
あとはビジュアルインパクトだな…。
で、できたものがこれ。
夏休み子供に捕まってビンに閉じ込められた生物(ちゃっぴー)。
子供は無邪気にもその生物の観察日誌を夏休みの提出物に決める。
果たして、チャッピーは逃げ出せるのか!?
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で、後半が始まると同時に「これを紹介しておきたい」ときたのが、ゲーキャスの作ったシチュエーション!
きた!きた!
しかし、シチュエーションが限定されすぎていて「完成されているからこれはつくれば?」と言われて終了。
やばい、やり過ぎた…。

で、結局本命に選ばれたのは「トイレの個室」、「試着室」、「コタツの中」、「電車の連結部」など、閉鎖空間を使ったゲーム。
これ、どんなゲームになるんだ…。

とりあえず「狭い空間」をキーワードに「分かってもらえないフェチを持つ30代男性」をターゲットに作ることとなった。
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迷走したあげく、「パブリッシャーに通すため」企画を「トイレの個室」に限定して、便器のTOTOをスポンサーにすることとなった。

「スポンサーが決まっていると企画を通しやすい」(木村さん)
「トイレを題材にするとスクエニには持ち込めない」(木村さん)
「持ち込む会社はセガですね」(満場一致)

「トイレから脱出するゲームとか」(木村さん)
…それ、もうあるから!

「世界中のトイレがつながって、対戦できるのはどうだろうか?」
「負けた相手のウォシュレットの水圧をコントロールできるのは?」
「世界ランキング1位のヤツは世界中のウォシュレットを強にする権限を持つ」

などさらに迷走し、マスコットキャラクターができた。
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正直、酒のネタで話すのは楽しいけども、絶対に売れないだろ!
と言う企画ができあがったところで…

「面白くないからボツ」(木村さん)

と、身も蓋もないオチでイベントは終わったのであった。

そんなポリポリクラブの様子は、ニコニコ動画で見られるので気になった方はこちらからどうぞ→ポリポリ☆クラブ 秘密のポリポリ企画会議 2014 in 阿佐ヶ谷ロフトA

後編は明日以降に掲載予定です。
『Million Onion Hotel』は面白かったので期待してイイと思うよ!

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